昨夜の雨があがって、朝から晴天。午後には雲が出てきましたが、冬型の気圧配置がゆるんでいるらしく、夜になっても寒くありません。ありがたい。
昨日、引退を表明した松井秀喜選手の報道に接するたびに、なんだかウルウルしっぱなし。明るい大選手だったのに、どこか切ないところがあるんだなあ。
そもそも、最初に名を知った甲子園での態度が常人の域を超えていました。5打席連続敬遠されても、「それも野球の戦術」と受け入れてしまう高校生って……!
ちなみに敬遠したのは私の出身地のチーム。あの時は高知の人間であることを心底恥ずかしく思いました。というか、本当に土佐人だったら「負けたちかまんきに」と、真っ向から勝負するだろう、と。
引退に際しての「自分なりには日々頑張ってきたが、もう少しいい選手になれたかもね」という言葉にしても、あそこまで努力してなおそんな言いかたをするのですかと、もう、泣けて泣けて。
毎日新聞で読んだ清原和博さんの言葉が良かった――「現役時代、フリー打撃を並んで打つのが好きだった。松井と俺のフリー打撃を超えるコンビは見当たらない」。
そうだ、清原! 強くうなずくしかありません。
ライトスタンドへ飛び込んでゆく松井のホームランは絶品だった。あの弾道の鋭さ、美しさは決して忘れません。