夕方の散歩は鶴川街道の揺れる歩道橋(正式には「多摩川歩道橋」というらしい)方面へ。
何度か書きましたが、この歩道橋はよく揺れます。普通に歩くだけで、上下にフワフワと揺れて、渡り終わって地面の上を歩いても、後遺症で変な気分がします。幅が狭くて長いので、揺れやすいんでしょうね。
今日は前を歩く男の人がいたので、歩くリズムを合わせれば揺れが増幅されるのではないかと考えたのですが、どうもうまくゆきませんでした。逆に打ち消すようなことになってしまったかも。残念。
夕食後の落語タイムは6代目・三遊亭円生師匠「三十石」
もとは上方の噺だそうで、三遊亭円喬が東京に持ち帰り、5代目・円生(6代目の父親)に引き継がれ、それを6代目の自分が聞き覚えたと、マクラで語っています。
45分もある大きなネタで、淀川を下る舟に乗る江戸の旅人と、現地の人たちとのやりとりが中心。円生師匠の京言葉、大阪弁が聴ける、楽しい高座となっています。
船宿の喧騒や、川に漕ぎ出してからの広々とした様子など、いながらにして旅の雰囲気に浸れる。見事なものです。
ずっとリアルな見聞録風な描写なのに、最後に来てろくろっ首が登場。あっけにとられました。
いや、これはいいなァ。〈NHK落語名人選〉の録音。