シマミミズを飼い始めて1年が経ちました( → 1年前の記事)。
粉ミルクの缶ほどの大きさのポリボトルで飼い始め、今では 35cm×50cm×30cm の立派なミミズ御殿を造営。規模でいえば30倍ぐらいにはなったのでは。
飼育は、想像していた以上にうまくゆき、今ではほとんどの生ゴミを処理してもらっています(魚の骨と内臓、唐辛子など刺激物や、刺のあるものは今でもゴミ回収に出します)。夏、保冷剤で冷房してやることまでは予想していませんでしたが、たぶん、ミミズも住環境には満足しているのではないでしょうか。
ゴミの処理能力に驚いています。ミミズ御殿での本格的な飼育は3月末からなので、7カ月になりますが、まだ糞は1度も取り替えていません。この間の我が家の生ゴミが、小さなスーツケースほどの箱の中に収まってしまっているのです。たぶん、1年分は大丈夫なのではないでしょうか。ミミズ、恐るべし。
というわけで、ミミズ堆肥はほとんど使っていないのですが、副産物の液肥は毎週1回、プランターに施すのにちょうどぐらいの量が取れます。これで野菜の追肥には十分。化成肥料を買うのはやめました。
ミミズを飼うようになって、人間と自然との共存についての意識もかなり変わったように思います。ゴミをゴミと思えなくなってしまった。自然由来のものならすべて、また土に戻す方法があるのではないかと感じるのです。ミミズの餌にできるものはいうまでもなく、卵の殻だって、すりつぶして粉にし、ミミズ御殿に撒いたり、プランターの肥料にしたりするようになりました。
あと、ミミズの生態もすごく面白い。まだよくわからないところがあるので、ずっと調べつづけようと思っています。