月曜日にサンマを焼いて「完璧!」と自画自賛したばかりですが、その後、NHKテレビ「ためしてガッテン」で、旨みを逃さないジューシーなサンマの焼き方を見てしまいました。
で、今日はその焼き方でサンマを食べてみようと、七厘に火をおこした次第。
ガッテン流レシピのキモは、焼く時間が長いとサンマの脂が流れ落ちてしまい、身がパサパサしてくるので、身に熱がとおるギリギリまで焼き時間を抑えること。ただし、それだと皮に焦げ目がつかないので、あらかじめ味醂(10倍希釈)をサンマに塗ることで、皮を焦げやすくする。
いわれたとおりにやってみました。七厘の炭火焼きなので、片面5分、ひっくり返して4分。計9分。
これまでは15分ぐらいかけていました。ガッテンで指摘されたように、焦げ目をしっかりつけるにはそれだけの時間が必要だったのです。
でも、味醂を塗ると確かに焦げ目がつきやすく、指定の時間でいい具合になります。で、ジュウジュウ、ブツブツとサンマの内部が煮えたぎっている音を聞きながら皿に移して2分――実際は4分ぐらい経ってしまいましたが、箸を入れてみると、身の柔らかいこと。これまでは失われていた脂が、まだ、いっぱいに充満しているのです。内臓は脂の海に浮いている感じ。
この脂はエイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸がたっぷりで、体に良いんですよね。だから、脂肪の取り過ぎを気にする必要なし。
ということで、口のまわりや指先を脂でベトベトにしながら、ふんわりジューシーなサンマをいただきました。これからはこの焼き方だな。