昨夜は代々木上原の小さなミュージックホール「ムジカーザ」にて、「ミューゼシード・イン・ムジカーザ」(ミューゼシード25周年記念コンサート)。
器楽、声楽、計5組が順次演奏する合同コンサート。音楽のいくつもの側面が楽しめました。
このホールには段差のあるステージがなく、1階フロアに演奏者と客席が並びます。そして、中2階、2階にも少しずつ席があるという、コンパクトながら立体的な造り。
2階席に座ると、演奏家たちを見下ろす形になります。これがなかなか面白い。特にピアノソロの時は、奏者がピアノと格闘したり、一体化したりする感じがうかがえ、興味深いものがありました。
今日は雑用があって、吉祥寺まで自転車で。
用を片付ける前に昼食をということで、東急百貨店北側ブロック2階の「日本橋天丼 金子屋」さんへ向かいました。
ここは先日、日本橋を訪れた際に、昼前にもかかわらず店の外に列が出来ているのを見て驚いた天丼専門店「金子半之介」さんの支店といっていいのかな。とにかく、同じ味の天丼が期待できるはず。
正午ちょっと過ぎに店に着くと、2階入口へつづく狭い階段には1階の道路まで人が並んでいました。人数にすると10人弱?
並んで待つこと30分ぐらい。待っている間に、店のおばちゃんが注文を訊いてくれます。
店に入って席についても、すくに天丼が出てくるわけではありません。きっと客が座ってから、天麩羅を揚げているのでしょう。
出てきた熱々の天丼。天麩羅が美味しいことはいうまでもないのですが、それよりも、ご飯とタレとのコラボが抜群であることに感動しました。
醤油ご飯はおいしい。秘伝のタレは醤油ベースでしょうが、それに出汁や甘みが加わり、さらにご飯のおいしさを引き出しています。そこへ天麩羅の油分が参入するのですから、これはたまりません。
おいしいご飯をガツガツと食べ、カリカリ衣の天麩羅を齧る。それを繰り返しながら、時々、テーブルに備え付けてあるガリ牛蒡(これがまた旨い!)や沢庵の薄切りで口直し。そしてまた、油タレご飯をガツガツ。
天麩羅の一品に卵があり、これを崩すと中の半熟黄身がトロ~リ。卵ご飯のおいしさまでが加わってきて、もう大変! 舌も、顎も、頬も、とにかく口の中は大興奮状態に陥ってしまいました。
あ~あ、幸福。