今日は、昨日の本で読み残していた小説を読みました。これに尽きる。
すっごく面白かったのです。
仕事に使いたいので詳しくは言いたくないのですが、西崎憲さんの中編「日本のランチあるいは田舎の魔女」。
さまざまな要素がある小説で、思いつくままに述べてみると、東京小説・田舎小説・食べ物小説・演劇小説・オカルト小説……。いっぱい盛り込まれていて、それでいて欲張りな感じはなくて、まとまっているようだけど、放りっぱなしの部分もある。そこらへんの加減が絶妙。
食べ物小説の部分が、私にとっては、最強でした。ああ、ご飯が美味しそう!
書肆侃侃房から出ている文学ムック『たべるのがおそい』所収です。他の作品もみ~んな、良い。