〈日経サイエンス〉8月号を拾い読み。
特集は「量子コンピューター」ですが、これは歯ごたえがあるので後に回して、「史上最大の飛ぶ鳥ペラゴルニス」とかを。
2500万年ほど前、アメリカ大陸の海辺にいた鳥で、翌長が7メートルもあったんだって。アホウドリの倍以上。
理論的には翼長5.1メートル以上の鳥は海の上を飛べないという説もあったらしい。でも、この鳥はずっと大きい。
化石から生活や飛び方まで専門家が推測していて、さすが。
それにしても、うっとりするほどの大きさだ。
小さい記事で気になったのは「医療記録売ります」というやつ。病歴や治療、投薬などのデータが匿名化されて収集、売買されているというのです。
「研究開発投資の調整や、より正確な広告・販売戦略が可能になるから」だそうですが、患者の身元は隠されているとはいえ、たとえば薬を処方する医師の名はわかるので、どの医師がどういう薬をよく出すかを読み取ることができる。
また、患者の特定も、他のデータと突き合わせることによって、不可能ではないという。実例が紹介されている。
ビッグデータの利用法の例なのでしょうが、色々とヤバイことにも使えそう。
アメリカの事例に限った記事ですが、日本でも似たようなことは始まっているのではないかな。どこかの報道機関が調べて欲しい。
雨のあがった夕方はつつじヶ丘の本屋さん「書原」まで散歩。
文藝別冊『総特集 山上たつひこ』、〈フリースタイル〉32号などを購入。
〈フリースタイル〉の目玉記事は「60年代ポップ少年」と題した鏡明×亀和田武さんの対談。
懐かしの洋楽が本題ですが、そこに入る前に渋谷の「一の日会」のことを延々としゃべっています。実に楽しそう。