今年、初めてオクラを育てています。
5月初頭に種蒔きをし、今月に入ってコンテナに植えつけました。
植えつけた時には本葉が3枚くらいだったのが、それからなかなか成長しなくて、ようやく新しい葉が広がり始めたかなという段階。高さ15センチぐらいでしょうか。
暑い気候を好む植物なので、まだまだなのだなと思っていたのですが、昨日、よく見てみると、つぼみがついていました。
こんなに早い段階でつぼみをつけるものなんですかねぇ。経験がないからわかりませんが、ちょっと早すぎるような気も。
ところで「オクラ」という名前ですが、私は何の気なしに日本名かと思っていました。響きが日本語っぽいから。
それが「違う!」とわかったのは、比較的、最近のこと。アメリカのカントリーロックだったかな、聴いてて、「オクラ! オクラ!」と歌っている部分があることに気づいたのです。くだんの野菜のこと。
調べてみると、英語で「okra」なんですね。
原産地はアフリカ北東部。エジプトでは紀元前後から栽培されていたとか。
アメリカでの栽培は、西アフリカから奴隷として連れてこられた人々が始めたもので、「英名 okra の語源は、ガーナで話されるトウィ語の nkrama」なのだそうです(ウィキペディア)。
日本への移入は明治初め。和名は「アメリカネリ」。
「ネリ(糊)」とはトロロアオイの別名で、いずれもアオイ科。花がよく似ています。
トロロアオイから採るネバネバは和紙を漉く際、繊維を均一になめらかに広げるための添加剤として使われたということです。
このつぼみがいつ花開くのか、よくわかりませんが、その時を楽しみにしています。そして、その数日後に採れる実も。