未明に雷鳴が轟いたのも、台風21号の置き土産だったのでしょうか。今日は、風が強いものの、よく晴れました。
ツイッターのご挨拶で、SF翻訳家の増田まもるさんに「ひどい野分でしたね」と送ると、「そして今日は〈野分のまたの日〉ですね」と返ってきました。『枕草子』の一節。
台風翌日の荒れた光景を「あわれにをかし」と評した清少納言の感性に、今さらながら、驚かされます。
驚いたといえば、このニュース。
国際宇宙ステーションで空気漏れがあり、ドッキング中のソユーズms-09の壁に直径2ミリの穴が開いていることが判明した。その穴をアレクサンダー・ゲルスト宇宙飛行士が、まず親指でふさぎ、その後、ダクトテープを貼って修理したというのです。
昔、原子炉の穴をおにぎりのご飯で塞いだという話がありましたが、なんだかそれに似ている。親指の皮膚は大丈夫だったのでしょうか、心配になります。
いちばん気に入ったのはダクトテープの能力の高さ。
布製のテープをポリエチレンでコーティングし、粘着性をもたせたもので、日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカの日曜大工などではオールマイティの活躍をしているようです。
用途が多いので、さっそくホームセンターで1巻、買い求めようと思います。
なお、ソユーズの穴は、整備ミスを不器用に始末して失敗したものという説もあれば、意図的な妨害行為だという見方もあるみたい。今後の調査が注目されます。