惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

東京マラソン

2020-03-01 20:51:01 | スポーツ

 昨日いっぱいで締め切った「ベストSF2019」。結局、前回と同じく12人の方から投票をいただきました。
 10~12人目は次のとおり――

小泉博彦さん
らっぱ亭さん
渡邊利道さん

 来年もやりますから、面白そうなSFを読んでおいてくださいね。

 午前中は東京マラソン。男子の部をテレビ中継で。
 一般参加者なし、沿道の声援も道端からやや離れた位置でという、異様な雰囲気でしたが、大迫傑選手の頑張りが感動的でした。

 2時間5分29秒の日本新記録で、日本勢1位、全体では4位という見事な成績。
 ゴールの瞬間は握りしめたこぶしを振って雄たけびをあげるという迫力に満ちたものでした。MGCは2時間11分41秒で3位という、本人としては不本意だったものだけに、そこからの巻き返しを成し遂げた想いがこもっていたのでしょう。
 東京オリンピック代表の座は来週のびわ湖毎日マラソンの結果待ちですが、これで可能性が大きく広がったことは確か。

 〈小説推理〉4月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4作品を取り上げています――

  • マーサ・ウェルズ 『マーダーボット・ダイアリー〈上・下〉』 (中原尚哉訳、創元SF文庫)
  • 乾緑郎 『機巧のイヴ 帝都浪漫編』 (新潮文庫)
  • 高山羽根子 『如何様(いかさま)』 (朝日新聞出版)
  • アーシュラ・K・ル=グウィン 『暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて』 (谷垣暁美訳、河出書房新社)

 ル=グウィンの『暇なんかないわ……』は80歳頃からブログに書いていたエッセイの抜粋本。といっても、編集の妙てテーマ別に章立てされすっきりとまとまっています。
 猫と暮らした晩年の日々は、揺るぎなく、美しい。