今日も秋の長雨のようなお天気。
それでも午前中はなんとか空がもってくれたので、畑へ。延ばし延ばしにしていた長ネギの土寄せをしました。
だんだん伸びてくるネギの葉の付け根のあたりまで土を盛り上げます。こうすることで白い「茎」の部分が多くなるのです。陽の光が当たると緑色のままの、白いところがないネギになってしまいます。
白い部分を「茎」と書きましたが、実はここも葉っぱ。葉がわかれるあたりまでをぎゅっと巻いていて「葉鞘」と呼ばれます。葉鞘があることで、ネギは高く立ち上がることができ、陽の光を多く浴びられるのでしょう。葉鞘は仮の「茎」とでもいう部分。
では本当の茎はどこにあるのか?
根と「葉鞘」の間の狭い部分がそれだということです。長さ(厚み)は数ミリしかなく「茎盤」と呼ばれます。
ここから、下には根を、上には根を、細胞分裂で伸ばしてゆくので、実はいちばん大事なところ。ネギを再生させるには、この部分を土に埋めます。
それにしても若いネギの葉は本当にきれいな色をしています。「浅葱」という色の名称はここから来ているのですね。