惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「ザ・ヒットパレード」

2006-05-28 21:28:39 | テレビ番組

 第73回日本ダービーはメイショウサムソンが優勝。皐月賞に続いての2冠。
 いい位置につけていましたね。最後の直線、先行するアドマイヤメインを余裕でかわした。3位はドリームパスポート。マルカシェンクも元気に追い上げたものの4位どまりでした。残念。

 フジテレビで金・土と放送されたスペシャルドラマ「ザ・ヒットパレード」をビデオで観ています。今、前編を見終わったところ。
 芸能プロダクション社長として一世を風靡した渡辺晋を主人公とするドラマ。フィクションと断ってあり、確かに細部は変えてあったりしますが、おおむね事実に即しているようです(とはいえ、触れられていない部分も多々あります)。

 進駐軍キャンプで演奏していた人たちが戦後の流行歌をリードしていったことは、よく知られたところ。ハワイアンバンドからジャズに変えてキャンプ巡りをした渡辺晋のバンドには中村八大や宮川泰がいました。浜口庫之介もハワイアンをやっていましたね。
 その他、こうしたバンドとは別のところから出てきて活躍するのがすぎやまこういち。この番組のテーマとなる「ザ・ヒットパレード」のディレクターで、テレビでは不可能といわれたヒットパレード番組を必死で成功させた。ドラマではその様子がよく伝わってきました。それにしても、彼の作曲家としてのスタートが「ザ・ヒットパレード」のテーマ曲を無理矢理つくらされたことだったとは。
 先行きのわからない「ザ・ヒットパレード」に、渡辺晋は自分ところのタレントをギャラなしでよく出演させたものです。さらには制作費もかぶっていたらしい。この賭けが後に大きな実を結ぶことになるのですね。

 私の育った高知では「ザ・ヒットパレード」は放映されておらず、次の渡辺プロの番組となる「シャボン玉ホリディ」から視聴することになるのですが、それにしてもあの頃のナベプロは凄かった。今となっては功罪が問われるかもしれませんが、日本人に大きな夢を見させてくれたことは確か。大いに感謝するしかありません。

 私はテレビドラマの文法がどうも肌に合わず、普段はほとんど観ません。この番組の演出にも感心しているわけではありませんが、主演の柳葉敏郎は熱演だと思いました。かすかに記憶にある渡辺晋さんをほうふつさせる良い笑顔をつくっています。後編が楽しみ。


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