惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

アドバイス

2006-01-13 20:11:05 | 日記・エッセイ・コラム

 インターホンの子機を買おうかどうか、思案中。
 もうずっと前に故障して、古い機種なので交換用のがなくてそのままにしてあるのです。使えなくなったインターホンの代わりには、メロディー式のチャイムを取り付けてあります。押すと色んなメロディーが賑やかに鳴り響きます。話は出来ないけれど、玄関脇の窓から顔を出して用件を聞くのでさほど不自由はしていません。
 でも、寒い季節はやっばり億劫。替えられるものならインターホンを復活させてみたい。

 で、散歩の途中でホームセンターに寄ってアドバイザーのオジさんに相談。同一メーカーのはないが、別のメーカーの似たような大きさのがあるので、「これで大丈夫でしょうか?」
 オジさんは「たぶん大丈夫だと思うけど、電圧が違っていたら素子が傷んでしまうかも……」と、やや頼りない返事。
 すると、私の横に立っていた業者さんらしき男の人(首にエアコンのホースのようなものを巻きつけ、かなりユニークないでたちです)が、「新しく取り付けるの?」と訊いてきます。
 「いえ、故障したので子機を替えようと思って」というと、「ああ、そんなら大丈夫。M社のもⅠ社のも規格はおんなじだから。安心して、お買い求めいただけます」と、最後はまるで店員さんのような口調で教えてくれました。
 アドバイザーのオジさんと一緒になって笑っていると、エアコンホースの人は「でも、今はもうテレビ式だよ。変なのがいるからねえ」と念の入ったアドバイスまでしてくれました。

 こういう会話はうれしいですね。こんなふうに無駄口のきける店があちこちにあるといいのですが……。

 「ベストSF2005」、marinさんの投票。ありがとうございました。もし、お名前の表記が違っていたら、ご連絡くださいね。


十三夜

2006-01-12 19:48:12 | 日記・エッセイ・コラム
 明日からお天気が悪くなるらしい。でも今日はまだすっきりと晴れた空でした。夕方の散歩は十三夜の月を見上げながら。
 野川の岸で猫が川の水を飲んでいる。不思議でもなんでもないのですが、これまであまり見かけなかったので立ち止まって眺める。
 猫が水を飲むところを見るのは面白い。近くで見ればなおさらですが、今日はそういうわけにはいきませんでした。なにしろ対岸だったものですから。

 「ベストSF2005」、中島小太郎さんの投票。ふうがわりなリストが出来つつあります。中島さん、ありがとうございました。
 皆さんもこぞってご投票を。要領はこちら


科学の捏造

2006-01-11 21:06:22 | サイエンス
 ソウル大学のファン・ウソク教授がヒトクローン胚からES細胞を作ったという研究結果はすべて捏造だった――ソウル大学調査委員会が昨日出した結論。
 私が疑問だったのは〈サイエンス〉誌にファン教授の論文が載った一昨年2月から約2年間も捏造が分からず、しかも内部告発によって初めて事実が明るみに出たという事件の経緯そのものでした。なぜ世界の科学者たちは、この研究が怪しいと気づかなかったのだろう?
 これにはヒトクローン胚の研究に絡む倫理的な問題が大きく影響していたようですね。

 普通の科学的発見ならば、論文に書かれた手法によって結果を追認できる。しかし、ヒトクローン胚は研究そのものが禁じられている国が多い。研究に使う卵細胞の入手にも倫理的な問題がある。追試しようにもできない状態にあったといえるのかもしれません。
 手足を縛られた研究だけど、そういう束縛のない環境(たとえば韓国)でなら、ヒトクローン胚からES細胞が作られるのは時間の問題だという共通認識があったことも、捏造論文を承認してしまった原因のひとつなのでしょう。

 いずれにせよ、科学界が大きな痛手をこうむったことは間違いないと思います。
 科学的発見の喜びそのものより、栄誉や金銭を目的とする研究者がいることは事実。そうした人たちによる悪だくみがあった時、それを素早く見抜き、排除してゆくシステムが必要です。どのような対策が立てられるのか、これからも注目してゆきたいと思います。


葉水

2006-01-10 20:29:41 | 日記・エッセイ・コラム
 午前中は雲が多かったものの、午後からはよく晴れました。居間の窓際に置いてあるデンドロビュームが日差しを浴びて気持ちよさそうです。
 乾燥する室内に置いてあるので、天気の良い日には葉水をやらなければなりません。洗面所へ持っていって、霧吹きでシュッシュッと葉や茎に水分を与えます。
 水滴をまとったデンドロを窓辺に戻すと、さらに気持ちがよさそう。きっとジャングルでは毎朝、たれこめる霧に全身を濡らしていたのだろうな。
 花芽が少しずつ伸びているので、春が楽しみ。

 「ベストSF2005」投票募集中です。昨年出たSF本のうち、面白かったものをぜひご推薦ください。要領はこちらに


鎌倉七福神

2006-01-09 20:12:58 | まち歩き
 さしもの寒さもようやく緩もうとしているのでしょうか。今日は夕暮れの空が優しく霞んで見えました。

 昨日は新春吉例一の日会の七福神巡り。今回は足を伸ばして鎌倉七福神。
 北鎌倉の浄智寺(布袋さま)を皮切りに、鶴岡八幡宮内の旗上弁天社(弁天)、宝戒寺(毘沙門天)、妙隆寺(寿老人)、本覚寺(恵比寿さま)と歩き、鎌倉駅から江ノ電で長谷へ。御霊神社(福禄寿)から長谷寺(大黒天)へ回っておしまい。
 食事休憩を入れてゆっくり3時間あまりでしたでしょうか。歩数は、万歩計のセットを忘れていたのでさだかではありませんが、約2万歩か。

 観光地鎌倉は人が多い。狭い道路は車が数珠繋ぎ。江ノ電は行きも帰りも満員。
 それでもリスを眺めたり、ロウバイの香りを嗅いだり、気持ちの和むコースでした。御霊神社のタブの大樹は見事ですねえ。

 その後、メンバーのS藤さんのお宅にお邪魔して新年会。海軍(?)カレーもデザートも美味しうござました。
 S藤さん、どうもありがとうございました。

 というわけで、夜になって帰宅したら「あの年賀状は私でした」というメールが届いていて、差出人不明の年賀状の件もすっきり解決。さっそくご利益があったかと思うと何ともうれしい一日となりました。