惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

2008-11-12 20:51:07 | 食・レシピ
 夕食のおかずに七厘でカマスを焼きました。
 カマスを焼くのは初めてではないと思うのですが、この前はいつだったのか、遠い記憶の彼方に消えています。家内も下ごしらえをしながら「カマスってこんなにスパンコール(ウロコのことです)が多かったかしら」と戸惑っている。
 馴れない魚を焼くのはちょっと緊張します。

 といっても、焼き魚の基本は簡単。

  1. ほぼ焼きあがるまで片面で加熱する
  2. 焦げつかさない
  3. ひっくり返したら、素早く仕上げておしまい
 これだけです(あと、強火の遠火が焼き物の基本)。
 どれだけ焼けば裏返すかを判定するのに、私は魚の上側になっている部分を指先でちょんと触ることが多い。焼けてくると、内部がジュルジュルと煮立っているのが伝わってきます。その指先がほんのり温かく感じられれば、熱が十分に通ってきている証拠なので、ひっくり返し、さっと焦げ目がつくくらいに焙っておしまい。
 網に焦げつかさないためには、ひんぱんにお箸で魚をずらしてやります。

 という要領で、今日も美味しい焼き魚ができました。
 カマスの肉は水分が多く、ややべちゃっとしていますが、岩塩を振ってカリッと焦がした皮と一緒に口に入れると最高。素晴らしい秋の味覚でした。


常備紐

2008-11-11 20:29:05 | 日記・エッセイ・コラム
 夕方、クロスバイクでホームセンターへ。
 買い物ではなく、リヤカーや台車の類がどんな値段か見に行ったのですが、ついでにあちこち覗いてみると布製の折り畳み式ツールバッグが589円という破格の値段で出ていました。前々から手ごろな値段ならば欲しいと思っていたので、購入。

 帰途、これを自転車で持ち帰るわけですが、荷台もカゴもないのでハンドルにポリ袋を引っ掛ける破目に。しかし、画用紙大(折り畳むとこれぐらいなのです)の袋が風に煽られるとどうにも具合が悪い。
 そこで、いつもショルダーバッグに入れてある柔らかい細紐をポリ袋の取っ手に通し、背中に負うようにしました。これをさらにバッグのショルダーベルトで押さえるようにすると、ひらひらすることもなく、快適に自転車を漕ぐことが出来ました。
 紐は持っていると、何かと役に立つんだなあ。


生田緑地でポッカール

2008-11-10 20:52:10 | ポッカール

 夕方、バイクで生田緑地まで出かけてポッカール。
 月曜は民家園や岡本太郎美術館などが休みなので人が少なく、練習にはもってこい。だけど、日没が早くすぐに暗くなるので長居ができません。

 またYahoo!の地図を貼ってみます。<iframe marginwidth="0" src="http://map.yahoo.co.jp/embedmap?lat=35.60535742&amp;lon=139.56400948&amp;sc=4&amp;mode=map&amp;pointer=on&amp;s=1226315470680dfddb69c8ed73d2e1dbf2147b198a" frameborder="0" width="480" scrolling="no" height="360"> </iframe>
(詳しい地図で見る)
 長いコースを取ることが出来るのは、園の南端付近から中央へかけてと、中央左寄りから右上の公園出入り口へかけて。高低差40~50メートルぐらい。距離にして300~400メートルぐらいでしょうか。こんなに長く走れるところはこのあたりではあまりないので、貴重です。

 南コースのスタートは、ゴルフ場と隣り合わせているつつじ山頂上付近から東に下がる道。くねくね曲がりながら北へ下がります。舗装と砂利道が混じり合っていて、鋭いカーブや、やや傾斜のきつい所もあり、かなりスリリング。しかし、最後は舗装道を気持ちよくビュンと走って、中央の丸い噴水池まで。今日は2分ぐらいで走りました。

 右上の出入り口へ至るコースは、山上の専修大学近くの駐車場付近から民家園の間を通る、いわばこの公園のメインストリート。アスファルト舗装の部分と石畳の部分がありますが、私はまだ石畳が苦手。それでも以前よりは楽に走れたので、だんだん上達していることが実感できます。
 こちらも最後の部分がなだらかな舗装道でとても気持ちよいのですが、いちばん人通りが多いところなのでちょっと恥ずかしい。今日は3分ほどで走破。

 両コースとも、もっとゆっくり、余裕をもって走れるようになりたいと思っています。

 ちなみに園内にいた40分ほどのうち、ポッカールに乗っかっていたのは7分足らず。残る30分ほどは、3キロの荷物を持ってえっちらおっちら坂登りをしていたのです。運動としては結構なものですよね。


外部装着型サイボーグ

2008-11-08 21:08:29 | サイエンス
 いいなあ、ホンダの「体重支持型歩行アシスト」(〈Robot Watch〉への森山和道さんのレポート)。

 ロボット技術をこういうふうに応用できるのは、現場で作業をしている人のアイデアなのでしょうか。作業そのものよりも、そのための姿勢がきついというのはよくあることですものね。
 次は、下半身だけでなく前傾姿勢をとった時の背中や腰への負担を軽減する道具へと発展させて欲しい。そうすれば農作業などはぐんと楽になるはず。

 近い将来、こうしたアシスト器具を装着した宅配便の人が、街角をリヤカー引いて走り回るんじゃないでしょうか。思いもしなかった未来の光景。

 こういう形の外部装着器具で人間がサイボーグ化してゆくのは、とても面白い。ポッカールも、もちろん、そのひとつです(^^)!


立冬

2008-11-07 20:43:35 | 本と雑誌
 でも、昨日今日と割と暖かくて助かりました。今日の午後はカナメモチの剪定に着手。いよいよ本格的にチョキチョキしなくてはなりません。
 といっても、出来る時に、少しずつですけど。

 〈遊歩人〉12月号が出ました。担当の新刊紹介欄で次の4冊を取り上げています――

  • 鷲田清一+内田樹『大人のいない国』(プレジデント社)
  • 志茂田景樹『蒼翼の獅子たち』(河出書房新社)
  • 鈴木忠+森山和道『クマムシを飼うには 博物学から始めるクマムシ研究』(地人書館)
  • 竹内オサム『手塚治虫――アーチストになるな――』(ミネルヴァ書房)
 「大人と子ども」というのは、このところずっと考えている問題。
 昔は「そもそも大人になる必要があるのか」と疑問に思っていました。「ドント・トラスト・オーバー・サーティー」などという言葉を聞いて育った世代ですからね。
 でも、さすがに50代も後半になると大人であることがどういうことなのか、気になってきたのです。人はいつ大人になるのか?

 手塚治虫さんは生前、年齢を2つ多く言っておられましたね。あまりに若くしてマンガの巨匠になったので、軽く見られないようにと考えたらしい。
 が、一説には、同じ大学生の漫画家モリミノル(小松左京さん)が注目された際、それに対抗したのだとも(手塚さんは昭和3年、小松さんは6年生まれ)。竹内オサムさんの本で知りました。