惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

黄梅

2011-01-25 21:07:03 | 園芸
Oubai1101 庭のオウバイが1輪だけ咲きました。ちょうど私の仕事部屋の方に向いて咲いてくれているのがうれしい。

 「黄梅」という名ですが、バラ科のウメの仲間ではなく、モクセイ科の植物。中国では「迎春花」というそうです。
 本来ならこれから次々とたくさんの花をつけるのですが、我が家のオウバイは昨夏、強い剪定をしたのであまり花芽がついていません。少し寂しい春のお迎えになりそう。

 この木は4年ほど前に田舎の従姉から苗をもらったもの。以前「ロウバイがあればなあ……」といってたのを覚えていてくれて送ってくれたのです。しかし、着いたのは「ロウバイ」ではなくて「オウバイ」。
 「植木屋に騙された」と、彼女は柳眉を逆立てていましたが、今ではすっかり我が家の庭に馴染んでいます。
 ロウバイは実生の苗が育ちつつあるので、そのうち花も咲くはず。


ヨコジュン復活

2011-01-23 21:11:13 | SF
 昨日の土曜日。予定どおり、午後2時から渋谷は大向区民会館にてSFファン交流会に出席しました。大森望さん、日下三蔵さんとともに2010年国内SFを回顧。
 確かな収穫のあった年だったと思います。特に、〈SFマガジン〉2月号が50周年記念で大々的な国内作家特集を組んだのと、アンソロジーが多発されたので短編が充実していました。
 個人的には、大森望さんによる講談社BOXに関するレクチャーがためになりました。それと、作った長編リストから重要な作品が洩れていたのを反省。

 午後5時でSFファン交流会がお開きになるとすぐ、日下三蔵さん、会場に来ていた立川三四楼さんとともに神保町に移動。東京堂書店でおこなわれていた「『近代日本奇想小説史』刊行記念トークイベント」に20分遅れですべりこみました。

 この催し、最初は北原尚彦さんと長山靖生さんの対談が予定されていたのですが、直前になって著者・横田順彌さんも参加というアナウンスがありました。しかし、体調のこともあるので、蓋を開けてみるまではどうか……と心配していましたが、大丈夫。横田さんはちゃんと出席され、北原さん長山さんと軽妙なやりとりをなさっていました。こうして公の場で横田さんが話すのは何年ぶりのことやら……。

 「この本の出版は最初の本と同じくらいうれしい」という発言が印象的。「内容にはちょっと自信があります」という言葉はとてつもなく重く響いてきました。
 前にも書きましたが、明治以降の日本の出版物に興味がある人には必携・必読の書だと思います。ピラールプレス発行、定価12600円。


たそがれ麦畑

2011-01-21 21:23:23 | SF
 明日は午後2時から渋谷の大向区民会館でSFファン交流会。
 恒例の年間SF作品回顧をおこないます。国内長編・短編が対象で、大森望さんと私がプレゼンテーター。日下三蔵さんもたぶん応援してくれるはず。

 その後、神保町の東京堂書店本店へまわって、横田順彌『近代日本奇想小説史』出版記念トークショーを覗く予定。
 この本はすごいですよ。1220ページ、本体価格12000円というボリュームもさることながら、中味がただごとではない。日本の文学史を書き換える画期的なものです。
 横田さんも、編集した川村さんも、出版したピラールプレスも、みんな偉い!

Mugi1101 今日のステレオグラムはハケの段丘の上に広がる麦畑。東京近郊だけど、こういう風景が見られるのです。


14夜

2011-01-19 21:05:28 | 季節
14moon1101 15夜は明日ということですが、今日の月はもう真ん丸といっていいくらいですね。

 山の端から顔をのぞかせたところを撮ってみましたが、しかし、月を撮ったのやら電線を撮ったのやらわからない状況に。
 あれこれ奥行きを確かめてみてください。