国土調査法にもとづく地籍調査が進んでいて、この夏、また田舎での調査に立ち会わねばなりません。やっかいですが、明治維新以来の重大な国家事業ゆえ、おろそかにするわけにもゆきますまい。
このサイトの図表によれば、地籍調査の進捗率は全国で50パーセント。地域によってずいぶん差があり、99パーセントが終わっている沖縄から、まだひと桁台が多い近畿までさまざまです。私の田舎の高知は48パーセントとほぼ全国水準(いずれも昨年3月末時点の数字です)。
前にも言ったかと思いますが、これまでの公図は明治維新当時に、それまでの土地名(字)と所有者とを寄せ集めたもので、実に大雑把です。そのまま100年あまり使い続けたというのが、実に、まったくのお役所仕事という気がします。
それを改訂するという機会に行き当たったのを、幸運と見るか、不運と見るか。今のところ、やっかいでしかありませんけれども。
今日の花はハルジオン。キク科の多年草。北アメリカ原産。
茎が中空で、つぼみがうなだれているところが、この後、花季を迎えるヒメジョオン(姫女苑)とのわかりやすい違いです。
ハルジョオン(春女苑)ともいいますが、わざわざハルジオンと命名した牧野富太郎博士としては、秋に咲くシオン(紫苑)との相似を強調したかったのでしょうね。
ちなみにヒメジオン(姫紫苑)という花もあり、このあたりの名前はややこしい限りです。