惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

世代交代

2016-03-09 21:38:58 | スポーツ

 3月9日は「ミク」の日。日本発最強のアイドルである。

 最強の囲碁ソフト「アルファ碁」が韓国のイ・セドル9段との初戦を制す。
 私は、囲碁はルールを知っているぐらい。好きなゲームではあるのですが、定石すらほとんど覚えていません。
 その点、コンピューターは記憶するのが得意だからなあ。しかも、大局観も身につけつつあるとしたら……。
 でも、囲碁は打ち手の個性ですからね。大げさにいえば人生観が盤の上に展開される。
 だから、勝っても負けても、その人(あるいは電子頭脳)らしい手が打てれば、それでいいと思います。

 夜はなでしこジャパン最終戦の応援。
 中国戦の前半を除いて、今回の全ゲームを観戦しましたが、新旧交代の時期を迎えていることは明白な事実。6チーム中3位という結果に終わったのは、結果論になりますが、ベテランに重きを置き過ぎたからだといわざるを得ないでしょう。ここらへんの見極めは難しいんでしょうねえ。
 新しい体制で若い選手が躍動することを祈ります。


ミミズ御殿

2016-03-08 20:56:43 | ミミズ

 本日はミミズ御殿の維持管理作業。

 御殿は外箱の中に、メッシュのカゴを2つ積み重ねてあります。上のカゴまでいっぱいになったら、下のカゴのミミズ堆肥を取り出し、また上に餌を入れることができるようにする仕組み。
 昨年12月初めに、初めての作業をしてから3か月。ほぼいっぱいになったので、下のカゴを取り出してみました。

 堆肥は水気が多いものの、割とよく出来ていると思います。まだ全部がミミズの糞になった状態ではなく、ビー玉からピンポン玉ぐらいの大きさのかたまりがいっぱい。そして、ミミズも多数、その中に潜り込んでいました。
 そのミミズを回収するため、ベニヤ板の上に堆肥を広げ、上から少しずつ堆肥のかたまりを拾ってゆきました。光を嫌うミミズは下へ、下へと潜ってゆきます。
 最終的には、わずかな堆肥のかたまりの中に何千匹ものミミズが密集する状態に。まるでスパゲッティのようです。生まれてから見てきたミミズの何百倍もの数を、今日、一度に見てしまった。

 回収したミミズは、一部を御殿に戻し、一部は庭の隅で作っている落ち葉堆肥の山に。残るミミズは、今日、取り出した堆肥にまた戻して、さらに「完熟」させてもらうことにしました。

 今日は4月下旬並みともいわれる陽気で(最高気温 20.5℃/隣町アメダス)、どんどん薄着になったにもかかわらず、けっこうな汗をかきました。ミミズも元気だったな。

 堆肥が豊富になったので、この先、野菜の植え付けが楽しみです。


世界卓球

2016-03-06 20:29:32 | スポーツ

 今日の午後は世界卓球団体女子決勝戦の応援。
 0-3での敗戦は悔しいけれど、かつては遙か彼方にいた中国チームにも、そろそろ勝てる可能性が出てきたと思えました。この先が楽しみ。

 テレビ観戦した中では、一昨日の準決勝・対北朝鮮戦での伊藤美誠選手の戦いぶりが圧巻。
 粘りに粘り、そのゲームを落とした後はすっぱりと切り替えて、ポンポンと勝利。何という15歳だろうと感歎しました。

 今夜はこの後、男子がやはり中国との決勝戦。勝つのは非常に大変だと思いますが、ぜひとも奇跡的勝利を! 祈っています。

 〈ナンクロメイト〉4月号発売中。担当の新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――

  • 水玉蛍之丞 『SFまで10万光年以上』(早川書房)
  • 浅暮三文 『百匹の踊る猫 刑事課・亜坂誠事件ファイル001』(集英社文庫)
  • 川原繁人 『音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで』(岩波科学ライブラリー)

 『音とことばのふしぎな世界』は音声学の入門書。言葉を身体的能力の側面から捉えようとするものといっていいのかな。言語の発生に関しても色々とヒントを与えてくれます。


大藪春彦賞

2016-03-05 20:37:52 | 本と雑誌

 昨夜は芝の東京プリンスホテル・プロビデンスホールにて第18回「大藪春彦賞」贈賞式。

 受賞したのは須賀しのぶさん『革命前夜』(文藝春秋)。選考過程を報告した藤田宜永さんによれば、「ほぼ全員一致」で、あっという間に決定したそうです。
 写真は、正賞のトロフィーを抱える須賀さん。

 トロフィーは2つひと組みでブックエンドにもなります。

 20年ほど前に、コバルト文庫でデビューした須賀さんは、
 「少女向けライトノベルは数をたくさん書くことに追われていたが、一般向け小説を書くようになってからは、何を書けばいいのか迷っていた。5年前に書いた『神の刺』がこの賞の候補になったことが、大きな転機になったと思う。何を書くか、なぜ書くのかを意識しながら5年間つづけてきて、ようやく歯車が噛み合ったと思えたのがこの作品でした」
 と、受賞の言葉を述べられました。

 旧東ドイツを舞台に、日本人ピアニストを主人公とした本作は、選考委員から音楽小説として高く評価されていて、青山文平さんの音頭による乾杯の後、会場には作中で重要な役割を果たすというバッハの「平均律」が流されました。
 須賀さん、おめでとうございます。


山茱萸

2016-03-03 20:33:25 | 季節

 雛祭りの今日は、おだやかなお日和。気温もぐんと上がって、最高気温 16.8℃(隣町アメダス)。

 久しぶりにポッカールを持って野川公園へ出かけました。
 公園は、今、梅が見ごろ。椿もちらほらと咲いています。

 東八道路をまたぐ橋の南北に小さな坂道があるので、下りはポッカールに乗って。
 これを何と表現すればいいんでしょうね。滑走ではないし、転落でもない。車輪を転がしながら、ゆるやかに下ることをどう言えばいいのやら。
 下る? それでは芸がないしなあ。う~ん、思い浮かびません。

 3キロのポッカールを提げて、坂を登り、あっという間に下る。これを何度も繰り返しました。あと、芝生のアップダウンでもちょこちょこと乗って下る。やっぱり楽しい。

 写真は野川公園に隣接する武蔵野公園で見かけたサンシュユ。
 梅やコブシとともに、「春を告げる花」のひとつといっていいでしょうね。山里によく似合いそう。