惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

遅い春

2016-03-14 20:49:20 | 季節

 今日も寒い。おまけに雨が降っています。
 最高気温 6.2℃(隣町アメダス)は日付が変わった頃のもの。日中は正午から午後1時にかけての 5.6℃ぐらいが最高でした。

 こんなお天気なので、家の中でちぢこまって仕事。外へ出たのは、午後4時頃に「にぎわい市塲」へ井戸水をもらいに行った時だけでした。
 歩いていると、真冬とはちがうことがわかりますが、机の前でじっとしていると、余計に寒く感じます。たまらず足元に湯たぽんを入れた発砲スチロール箱を置き、その中に足を突っ込んで足湯気分。これでずいぶん違います。

 明日はお天気がよくなって、気温も平年並みになるらしい。待ち遠しい。春よ、来い!


一矢を報いる

2016-03-13 20:37:20 | サイエンス

 第4局にして、ついにイ・セドル9段がアルファ碁に勝った!!!
 なんか、すごく嬉しいぞ。
 安心したというわけではないのですが、人工知能にも弱点はあるのだということがわかって、気分がスーッと楽になった感じ。

 勝負は中盤、イ・セドル9段が妙手を放った時からアルファ碁が「しどろもどろ」に。わけのわからない手を連発しました。このあたりは従来の囲碁ソフトみたい。どういう「判断」だったのか、知りたいところです。
 しかし、こういう弱点はすぐに修正されるでしょうね。そしたら、どんどん「完璧」に近づいてゆく。
 可愛くない機械になってしまうと、誰も相手にしなくなるでしょうから、時々はチョンボする機能を残しておくのが良いと、私は思います。

 それにしても、この対戦、冷静に見ていられなくて、つい「ガンバレ、人間! ニンゲン、頑張レ!」と、心の中で叫んでしまいます。人工知能を人間のライバルと認めている証拠ですね。

 今日も寒い。日の光を満足に拝むことができない日が10日近く続いています。
 そんな中、夕方は自転車を漕いでつつじヶ丘から仙川へ。スーパーをはしごして、おやつやワインを購入してきました。

 最近はどのスーパーもワインの品ぞろえが良くて、楽しくなります。安くて美味しいワインを懸命に並べてくれているようです。
 今日はいなげや仙川店で、南アフリカ、アメリカ合衆国、チリのワインを買いました。2割引きなので、いつも飲んでいるレベルのものが税込みで800円を切る価格。うれしい。


学者人生

2016-03-12 21:13:05 | ひと

 コンピューター対人間の囲碁対決。第3局も人工知能「アルファ碁」が勝利。
 いやあ、凄い。こうなると、イ・セドル9段がせめて一矢を報えるかどうかが焦点になってきました。

 今日は、午後、東京大学法文2号館大教室へ。母校で教授をつとめてきた同級生・佐藤隆夫くんが今月いっぱいで退官ということで、最終講義が行われたのです。案内をもらって、聴講に。

 もしかしたら、自分も学者になっていたかもしれないなあ、などと思いながら足を運んだのですが、佐藤くんの詳しい経歴を見て、とても無理なことがわかりました。経済的にも、精神的にも、もちこたえられそうにありません。
 大学院で学んだり、米国に留学したりしながら勉学に励み、彼が博士号を取得したのは1983年春。32歳になってからのことです。
 それからも、NTTやATRの研究員をやったりして、母校の助教授になれたのは95年。44歳の時なのです。大学の先生としての研究や指導は20年ぐらいしかありませんよねえ。もちろん、論文はずっと前から書いていますが、それにしても……。

 今日の最終講義は、主要な研究テーマである視覚について。
 「物を見る」というタイトルで、立体視、運動の知覚などについて話してくれました。
 内容は非常に面白い。佐藤くんの研究が、この分野全体に寄与したところも大きいようです。
 佐藤くん、ご苦労さまでした。これから場所を変えてのさらなる研究・指導、頑張ってください。


ガメラ

2016-03-11 20:39:27 | まち歩き

 寒いよぉ~。最高気温 4.9℃(隣町アメダス)。
 日付が変わった頃と、午後5時ぐらいにこの温度が記録されています。

 今日、図書館で読んだ〈現代農業〉では、発芽させるため、あるご婦人は種を胸の谷間に1日中挟んでいるとか。
 そうか、そうやってずっと人肌で温めてやらないと、芽は出ないのか。レタスもパセリもうまくいかないのは、そのせいだな。
 しかし、男は種をどこに挟めばいいのやら。

 市の文化会館に行くと、1階ロビーにガメラがいました。駅前のデパートを今にも襲おうとしているところ。

 今、市の映画祭開催中なので、賑やかに盛り上げようと出現してくれたようです。
 よく知らないのですが、ガメラって、怖いのか? それとも、けっこういいヤツなのか?


愕然

2016-03-10 21:31:29 | サイエンス

 囲碁の人間対コンピューター戦、ディープマインド社の「アルファ碁」が連勝!!!

 体が震えるというか、背筋が凍るというか。「何だろう、この強さは」と思いました。

 こちらのサイトで途中の棋譜を見たのですが、最初、アルファ碁の陣は上辺のみ。左右両辺は白が厚く、下辺がどうなるかという見通しかと思いました。しかも、右辺を固めさせるような手を打ったりして、 「いったいアルファ碁は何を考えているのだろう?」という感じだったのですが、打ち進むうちにイ・セドル9段のお宝だった左右両辺は凹まされ、右上隅にこそ食い込んだものの、おおきな陣は右下隅のみという形になってしまった。

 コンピューターはいったいどういう形成判断をしていたのか。最初から、勝つ算段があったのか。
 相手が機械だけに、どうにも想像がつきません。恐ろしいことになってきた……。

 今回、初めて、人工知能の不気味さを感じました。
 イ・セドルさん、次は勝てるのか?!