惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

つつじヶ丘まで

2017-04-24 21:40:37 | まち歩き

 朝から午後遅くまで原稿書き。
 書くのがどんどん遅くなっています。老齢化の証しかしらん?
 うれしくはないのですが。

 なんとか送稿してから、自転車でつつじヶ丘へ。

 駅前のスーパー・オオゼキで恒例の「塩けんぴ」(芋けんぴ塩かくし味)購入が目的(安売りの日にでかけます)。
 ついでに、いつも、隣の本屋さん「書原」にも寄ります。

 時間がなかったのでざっと棚を見てまわり、文藝ムック〈たべるのがおそい vol.3〉と『復刻版 ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本』を購入。

 前者は、「特集:RETOLD 漱石・鏡花・白秋」。倉田タカシさん、今村夏子さん、山尾悠子さんなどといった執筆陣が楽しみ。もちろん、西崎憲さんも。
 後者は1998年に阪急コミュニケーションズから出た本の復刻版。CCCメディアハウスの「名著復刊」叢書の1冊。こんなシリーズがあるとは知りませんでした。

 帰りに駅西口の線路脇を通ると、「柴崎亭」というラーメン屋さんの前にお客がずらりと並んでいました。
 まだ入ったことのない店なので、要チェック。今度、食べに来てみよう。


燕麦

2017-04-23 21:39:20 | 草花

 昨日、午後から夜にかけて雨が降りましたが、今日はうってかわってきれいな青空。湿度も低いようで、カラッと心地よいお天気でした。

 野川の遊歩道わきでは、イネ科の雑草の風媒花がたくさん咲いています。これはマカラスムギ(別名:燕麦)?

 黄色いオシベがよく見えるので、撮ってみたいと思ったのですが、わずかな風にも揺れるので、なかなかシャッターが押せません。なんとか立体視できるかな。


第37回日本SF大賞贈賞式

2017-04-22 21:05:55 | SF

 昨夜は飯田橋のホテル「メトロポリタン エドモント」にて、第37回日本SF大賞贈賞式。

 決定した時にも記しましたが、今回の受賞作は次のとおり――

  • 大賞:『WOMBS(ウームズ)』白井弓子(小学館)
  • 特別賞:『シン・ゴジラ』 庵野秀明:脚本・編集・総監督/樋口真嗣:監督・特技監督/尾上克郎:准監督・特技統括(東宝)

 大賞のマンガ『WOMBS』にはびっくりしました。異星の怪物を孕んだ女性(お腹が大きい)がテレポート能力を獲得して、植民惑星の戦場で活躍する――という、思いもつかなかった設定。作者はどんな人だとろうと、興味津々で出かけました。

 といっても、白井さんがどんな人なのか、具体的に想像したわけではなかったのですが、会場でお目にすると、「あ、この方だ」と納得する存在感。自分の想像/創造したものをズシンと差し出して来られる力強さをお持ちでした。

 受賞の言葉で、白井さんは、まず、前回のマンガでのSF大賞受賞が10年前、第27回の萩尾望都さんの『バルバラ異界』であったことに触れ、そもそもマンガを描くようになったきっかけは、小学生の時に読んだ萩尾さんの『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)に激しく感動したことだったと述べられました。

 妊婦が戦士になるというアイデアを思いついた時は、「妊婦は生と死のはざまで戦っているのだ。いつか必ず形にしなくては」と考えたそうです。そして、10年経って連載開始したものの掲載誌は休刊、描き下ろしの形でもずいぶん難航したそうですが、読者の「読みたい」という声に励まされて完結させることができた、とのことでした。
 そして、最後、お子さんたちに向かって「私の心も、体も、子宮も、あなたたちが幸せになるためのものです」と締めくくられたのは、カッコ良かった。

 写真は左から、樋口真嗣さん、白井弓子さん、尾上克郎さん。庵野秀明さんは都合で欠席、代理の方がいらしてました。


今度は本当だよ

2017-04-20 21:31:04 | 国際・政治

 ホワイトハウスのスパイサー報道官は、19日(現地時間)の記者会見で、「空母カール・ビンソンは、現在、朝鮮半島に向かっている」と述べたそうです。そして、「それは事実だ」と付け加えたとか。今度はウソじゃないよと言いたかったのでしょう。

 しかし、なぜ今回のような奇怪なことが起こったのか?

 CNN日本などによれば、米太平洋軍司令部は8日、カール・ビンソンを含む艦隊が朝鮮半島に向かう、と発表。これを受けてトランプ大統領らは「今、向かっている」と発言した(英語の~ing 形なので近未来のことと取れなくもない)。
 しかし、太平洋軍関係者は「その前に、オーストラリア軍との合同演習がある」と、言っていたとか。
 ところが「マッド・ドッグ」マティス国防長官が、「演習は中止された」と言ったかと思うと、別の国防当局者が、「中止されたのは、オーストラリアへの寄港だ」と、長官の言葉を否定したり。
 連絡不足や早とちりが相次いだような印象です。

 さらに見てみると、朝鮮日報には、韓国軍関係者が、「カール・ビンソンが12日まで韓半島に向かっていたのは事実だ。その後、何らかの理由で方向を変えたが、米国がこれを発表しなかった」と言ったとあります。
 何がなんだか。

 夕方の散歩は品川道の方まで足を伸ばし、山梨が本店のお菓子屋さん「シャトレーゼ」へ。

 樽出し生ワインなるものを買うのが目的。殺菌せず、ろ過もしていない「ワイナリーでしか飲めない味」だそうで、好奇心をそそられました。
 お店にある樽から、専用ボトルにその場で注いでくれます。740ミリリットル、740円。ちなみに専用ボトルは154円かかりますが、今回はチラシにプレゼント券がついていたのでタダでもらえました。次回からはこのボトルを持参すればいいので、容器代はかかりません。
 カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー、それに白のシャルドネがあり、今回はカベルネを購入(生ワインは冷蔵庫だと2週間もつらしい)。

 帰宅して、夕食の時に味わってみましたが、すっきり爽やかな味で、この値段にしては上等。もう少し甘みがあるのが好みですが、これはワインの個性ですからしょうがない。

 お店ではスタンプカードもくれました。ワイン1本買うごとに押してもらえるスタンプが4個たまると、もう1本プレゼントだとか(6月18日まで)。
 ということは、4本分の値段で5本が手に入るわけですよね。1本600円弱となると、魅力は大きいなあ。


何これ?

2017-04-19 21:18:51 | 国際・政治

 なんだかよくわからないのが「緊迫する朝鮮半島情勢」の現状。

 今朝の新聞によれば、東シナ海を朝鮮半島に向かっているとされていたアメリカの原子力空母カール・ビンソンが、実際はオーストラリア軍との合同演習をやっていて、インドネシア付近にいたのだとか。

 ここ数日のカール・ビンソンに関する報道はどうなっていたのでしょう? トランプ大統領も、空母が朝鮮半島に向かっているかのようなことを口にしていましたよねえ。「空母だけでなく、さらに強力な潜水艦もあるぞ」と。
 ペンタゴンとホワイトハウスの間に意思疎通の問題があるのでしょうか。それとも、別の要因? 
 ともかく、よくわかりません。

 一方、北朝鮮の核実験場ではバレーボールの試合が行われていたと、ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が発表しています。
 北朝鮮の意図は何なんでしょうねえ? 待機中のレクリエーション?

 いずれにせよ、両方を見比べると、すごく可笑しい気がします。でも、笑っていていい場合ではないことは百も承知。
 歴史にはこういう不可思議なことがままあるのかもしれません。