惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

滑走路閉鎖?

2017-04-18 21:40:55 | 旅行

 用があって、昨日、高知へ日帰りで往復しました。これが、かなり大変な旅で。

 ひとつは天候に恵まれなかったこと。
 行きはまずまずで、高知空港到着時の雨も大したものではありませんでした。しかし、滞在中に風雨が激しくなり、時折り、突風まじりの雨が吹きつける、本格的な嵐に。
 帰りに空港へ着くと、到着便の掲示板はこんなことに――

 軒並み「欠航」表示の中に、ひとつだけ「まもなく到着」とあるのが、折り返し、私が乗るJAL498便となる機体です。

 さいわい無事着陸し、羽田空港へ向けて飛び立ったのですが、今度は羽田でさらに大変な事態に。

 夜間の都会を上空から見るのが楽しいので、窓際の席をとり、房総半島から空港へと進入してゆく地上の景色を眺めていました。
 「間もなく着陸いたします」のアナウンスがあって、機体は高度を下げ、東京湾アクアラインのブリッジの上を通過しました。
 さあ着くぞ、と思っていたら、あれあれ、下の青い光のラインは滑走路の誘導灯ではないですか?
 空港を飛び越してしまった。
 間もなく機内アナウンスがあり、「当機が使う滑走路で爆発物が見つかったため、上空にて待機いたします」とのこと。
 ええっ!?

 それから、飛行機は夜の横浜、千葉あたりの上空を旋回し、1時間近く遅れて、ようやく羽田空港に着陸。やれやれと胸を撫で下ろしました。

 でも、この着陸遅延騒動はどこにも報道されてないんですよね。いったい何だったの? 何かの誤解?

 私の耳はよくないので、アナウンスを聞き間違えた可能性もないわけではありませんが……。
 降りる際には、客室乗務員の人に「大変でしたね」とねぎらうのがやっとで、それ以上の余裕はありませんでしたが、もうひとこと、訊けばよかったかなあ。


二輪草

2017-04-16 20:49:34 | 草花

 水泳日本選手権大会終了。
 4日間、楽しませてもらいました。全身を伸びやかに使って泳いでいる姿をみると、こちらも爽快になります。

 池江璃花子選手が出場5種目すべてに優勝、萩野公介選手も5種目中4種目優勝(2位だった400メドレーも瀬戸選手との差は100分の1秒)したことに感嘆。鈴木聡美選手が50メートル平泳ぎで日本記録を塗り替えて復活したのもうれしかった。
 でも、いちばん驚き、感動したのは女子400メートルメドレー。大橋悠依選手がこれまでの日本記録を3秒以上縮める、素晴らしい泳ぎを見せてくれました。長い腕をゆったりと使った泳ぎは本当に気持ち良い。

 写真はニリンソウ。

 キンポウゲ科の多年草。1か所から2本の花柄を伸ばし、2つずつ花が咲くので、この名があります。でも、実際には、必ずしも2個とは限らない。
 花びらはなく、白い萼片が花びらのように見えます。ふつうは5片だそうですが、写真では6片のものと半々ですね。
 この季節、林の縁に群れて咲いています。が、ほどなく実を結んで枯れ、初夏以降は地上から姿を消します。早春にすべての作業を終えてさっさといなくなるという戦略なんですね。


烏の豌豆

2017-04-15 21:26:40 | 草花

 ようやく春らしい暖かさになって、野の花がいっせいに咲きだしました。

 写真はカラスノエンドウ。

 マメ科の2年草で、日当たりのよい空き地によく見られます。近所では野川の岸とか、そこらの道端とか。
 豆の莢が熟すると黒くなるので、こう名付けられたとか。

 この花を見ると、先日、NHKテレビのドキュメンタリー番組で見た甲斐信枝さんを思い出すようになりました。
 今年、85歳になる絵本作家で、雑草を主題に絵本を描きつづけておられるとのこと。

 その甲斐さんがカラスノエンドウを描いてらしたんですよね。絵になりにくい花だと思うのに、彼女が描くと1人前の「主役」になってしまう。

 ものを見る目が大事なんですね。これからはじっくり雑草と付き合ってゆきたいと思いました。


花の川

2017-04-14 20:59:02 | 季節

 ニャット(日本)・リン(輝き)と名付けられたベトナムの少女が、日本で酷い最期を迎えるという悲劇。
 しかも、殺害容疑者が児童の見守り活動をしていた近所の保護者という、信じたくない展開。
 人間とは何という生きものだろうと思います。

 満開を過ぎた野川の桜。風が吹くたびに花びらを盛大に散らしています。

 親水公園の流れの淀む箇所。

 柔らかく淡い色の絨毯が水面に広がっています。桜はさまざまな楽しみをくれるんですね。


不屈の蒲公英

2017-04-13 20:37:14 | 草花

 今日は、ほぼ一日、本読み。

 我が家の庭の入り口のわずかな隙間でタンポポが大きく育っていて感心しているのですが、野川の近くではアスファルト舗装の真ん中で立派に育っていました。

 浸透性の舗装なので細い隙間から根を伸ばせば、下の土まで届くのでしょう。それにしても凄いものです。