9月9日(土曜日)前線が停滞する蒸し暑い日、朝8時に西東京を出て午後1時頃山寺に到着。門前の蕎麦屋で蕎麦を頂いた後ワイフが杖を借り、いよいよ山寺・立石寺の一千段の階段に挑戦である。私は結局使わなかった交換レンズや三脚をつけたザックを背負ったので大汗をかいた。
それでも30分程で一番上の奥の院に到着。ここでお線香を買いお供えをした。少し戻って写真の納経堂の立つ岩を見る。この赤い納経堂の横には開山堂があり、その少し上には五大堂がある。この写真は山寺の麓・山寺芭蕉記念館の横から望遠レンズで撮った。
9月の立石寺ではアブラゼミが鳴いていた。これでは暑すぎて岩にしみいるどころではない。しかし五大堂の中から山寺の町を眺めていると涼しい風が入ってくる。
立石寺で貰った案内に「みちのく古寺巡礼」四寺回廊というのがあった。慈覚大師円仁が開いたとされているみちのくの四寺すなわち松島の瑞巌寺、平泉の中尊寺と毛越寺とこの立石寺を回る御朱印集めが企画されているのだ。案内によれば芭蕉の旅もこの四寺巡礼の旅だったという。奥の細道について新しい解釈が出たというべきだろうか?
山寺駅の東側の小高い丘の上に山寺芭蕉記念館が建っている。写真は記念館に隣接する茶室の庭越しに立石寺を撮ったものだ。山の中腹に白い岩が点在しているがそれが立石寺の岩場である。