今年ガーミンのGPS Etrex 20jを買ってから、山に行く時はGPSを携行している。昨日も西武秩父線の芦ケ久保の南の山を歩いたが、GPSをポケットに入れていた。
GPSの使い方は簡単だ。
山に行く前にパソコン上の地図ソフト「カシミール」で登山ルートをプロットし、GPSに取り込んでおく。次に登山口についたらGPSを起動し、あらかじめ作成しておいたプロット付の地図を呼び出す。
こうしておくとGPSが実際に歩いた道を自動的に記録してくれる。添付ファイルの地図でいうと赤い線が山に行く前に作った登山ルートで青い線が実際に歩いた道筋だ。
時々二つの線はずれている。カシミール上の登山道と実際の登山道が違う場合もあるし、登山道を離れて林道をたどった場合もある。
GPSが威力を発揮するのは、道のない藪山、沢筋、雪山だ。奥武蔵辺りの尾根道でGPSを使う必要はないが、買ってみると使いたくなるのが人の常だ。でもGPSが本当に必要なのは山じゃなくて日常の暮らしではないだろうか?
考えてみるとこれからの長い人生には不確かなことが多い。自分が立っている場所だって分かっているようで曖昧かもしれない。将来へ向かってしっかりしたプロットがあり、今の立ち位置がハッキリ見えるGPSがあれば良いのに・・・・と思うのは僕だけだろうか。