自宅の近所のシニアの方の中にも外国に暮らすご子息に小包が送り難くなって困っている方が増えています。
これはセキュリティ強化のため、通関電子データの送信が求められているからで、日本郵便のマイページから差出人住所氏名・受取人住所氏名・送付物・重量などを入力し、そこから印刷した送付状を持って郵便局から発送するという仕組みで特に米国向け郵便は今年1月から手書きの宛名は受け付けなくなっています。
私はアメリカで暮らす娘に何度かベビー用品などを送っているのですが、その都度手間がかかるのが「物品のHSコード(統計品目番号)を調べて記入する」作業です。HSコードの検索はもっぱらスマートフォンのグーグル検索に任せていますが、マイページの作成はパソコンから行っています。
実はスマートフォンからでも送り状を作成することはできます。下の画像はスマートフォンのマイページ画面です。
スマートフォンの方がパソコンより使いやすそうに見えるのですが、大きな欠点があります。それは送付品目を3つしか記載できないことです。
またスマートフォンの場合は郵便局の専用プリンターから印刷することになります。
従って「送る品物が3つまでで家にプリンターがない」という人の場合はスマートフォンの利用が良いと思います。
しかし送る品物が多くて家にパソコンがあるという場合はパソコン利用の方が便利です。
ちなみに国際郵便の一部はコロナウイルスの影響で値上がりが生じています。送る国や重量によって料金は異なりますが、米国向けですと軽いものでも3千円近い料金になる場合があります。
今郵便局ではPayPayなど電子マネー決済を受け付けていますので、私は料金が高額になる場合は電子マネー決済を利用しています。ポイントがたまりますからね。国際郵便の世界にも電子化の波は確実に押し寄せているのです。