以前このシリーズで「取り込んだCDをクラウドストレージに取り込んで再生して聴く」という話を書きました。実際私は昔買ったCDを取り込んでクラウドに保存し、取り込んだ後のCDはブックオフに持っていき二束三文で処分しました。この一連の作業をパソコンから流れるアマゾンミュージックの音楽を聴きながらです。
そこで思いついたことは「アマゾンミュージックで膨大な数の音楽を聴くことができるのにCDのバックアップを残す必要があるのか?」ということでした。
今CDを超える音質のハイレゾ音源で音楽を楽しめる(詳しいことはわかりませんので説明省略)時代ですから、CDに固執する必要はないでしょう。
CDのバックアップを保存するのが守り型の断捨離とすれば、CDをきれいさっぱり捨てて、ストリーミングでハイレゾな音源から音楽を聴くというのが攻めの断捨離だと思います。モノに拘らず提供されるサービス(この場合音の質)の質に拘るというのが、私には断捨離の彼岸を行く洒落た生き方に見えます。
せっかくハイレゾ音源を楽しめるなら楽しむにこしたことはないと思い、古いミニコンポのアンプ・CDプレーヤーを整理して、マランツのハイレゾ音源対応のレシーバーに買い換えました。
ところでこのシステムを使うにはスマートフォンが必須なのですね。マランツはHEOSというネットワークオーディオ機能を提供しているのですが、このネットワークとアマゾンミュージックなどを結んで選曲などを行うのがスマートフォンなのです。いわばリモコン的機能を担っている訳ですね。
断捨離を「大切なモノを捨てる」と考えると後ろ向きになりますが、より多くの質の高いサービスを楽しむため、プラットフォームを一新すると考えると前向きになりますよね。
例えば別荘を保有することからタイムシェアに変える、なども攻めの断捨離と考えてよいだろうと思います。