コロナウイルスの変種オミクロンについては、ファイザー社などが3回目のワクチン投与で抗体が25倍に増えると発表したことやオミクロン対応ワクチンの開発に取り組むことを明らかにしたため恐怖感が後退しています。
一方オミクロンに対する各国政府の迅速な対応は、現在海外旅行について「感染対策リスク」が非常に高くなっていることを示しました。
私の近所の方の娘さんで結婚して長くイギリスで暮らしている人がいます。彼女が久しぶりに日本に里帰りしようと思っていたところ、オミクロン騒動が発生しました。彼女は羽田まで飛んでくることはできましたが、約一週間ホテルに隔離されその後も自宅で一週間ほど待機することが求められています。
つまり海外旅行中に各国政府が突然入国を制限したり、隔離を求める可能性が高まっているのです。
これらのことにより、旅行目的の達成が困難になるばかりでなく、ホテル代等滞在費の増加やキャンセル料などの経費が発生する可能性が高まっています。
またあらかじめ帰りの安い変更不能な航空券を手配することのリスクを飛躍的に高めています。これからは高くてもリファンダブルな航空券を手配する必要があるでしょう。これらのリスクについてはある程度保険を購入することでカバーできるでしょうが、多くの免責事項があるので実際の利用は容易ではないでしょう。
ネパールについてはトレッキングや登山という単なる遊び目的だけではなく、現地の学校建設(最近は震災復興が中心ですが)という現地支援の点からもできるだけ早い時期に行きたいのですが、オミクロンの次の変異株の出現リスクもあるので、来春はまだ困難だと私は考えています。