昨日は11月末日。ダウが271ポイント(0.9%)下落したが、月間を通じては11.8%上昇と1987年以降で月ベースでは最高のパフォーマンスとなった。
先月米国株が好調だった理由は、新型コロナウイルスのワクチン実用化の道筋が見えてきたことと大統領選でのバイデン氏勝利と政権移行の道筋が見えてきたことだ。
だがいずれも都合の悪いことには目をつぶって、投資家にとって都合の良い話だけを耳を傾けていることがあることは否めない。コロナワクチンの実用性については副作用の問題を含めてまだ幾つかの課題があるのではないか?と私は考えている。
バイデン新大統領にとっても、年明け早々には核科学者の暗殺などで緊張が高まるイランを中心とした中東問題への取組みという腕試しが問われる。
このような状況下11月の株高は、例年であれば12月に起きているサンタクロースラリーを先取りしたもので、今年は年末にかけて左程大きな株高はこないという穿った見方を示すアナリストもいる。この見方が当たるかどうかは分からないが、11月の株高が都合の良い話だけにフォーカスしていたことは間違いないだろう。
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