昨日北陸に住む縁戚から自宅の固定電話に電話がかかってきた。「届いたお中元のお礼です。いつもはメールでお礼を済ませているのですが、auの通信障害でメールが打てなくて電話しました」とのこと。
携帯電話と言いながら今では電話よりメールなどの通信機能の方がよく使われているかもしれない。また電話にしても携帯会社が提供する通話サービスではなくて、Line電話など通信機能を使って通話料無料で電話をかけるサービスを利用することが増えている。
通信というとauに通信障害が起きていても、wifiには接続可能だから縁戚の家でも自宅にwifi環境があれば、スマートフォン→wifi接続→メールでメールが打てたはずだ。
もっとも自宅にwifiネットワークがない、wifiがあってもスマートフォンでwifi接続を設定していないなどwifi接続ができないことはある。
auのみならず携帯回線が今後も大きな通信障害を起こす可能性はある。リスク管理の点からは固定電話を残しておくことに加えてwifiと通信アプリの活用で緊急対応をするシミュレーションをしておく方が良いだろう。特に日時指定のある美術館の入場券やコンサートの入場券をスマートフォン上に持っている場合だ。スマートフォンから自宅のプリンターに接続して券面を印刷するとか自宅にプリンターがない場合は、コンビニエンスストアのプリンターから印刷するなどの対応が必要だろう。
スマートフォンは便利なツールだが、完全に頼り切ってお任せするにはまだリスクが高いといえそうだ。リスク管理の基本は複線化=デュアル化なのだ。
デュアルについて耳学問でいえば、SIMカードのデュアル化という手法がある。最近のスマートフォンの中にはSIMカードを2枚挿入して、2つの計知会社と契約できるタイプのものがある。
au通信障害を契機にデュアルSIMがもっと脚光を浴びるだろう。もっともそれを導入するかどうかはユーザのスマートフォン依存度や対応力にかかわっている。私のお奨めはまず現在手元にある資源を使いながら、通信手段の複線化を見直すことである。
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