今日(6月30日)は今年の前半戦の最終日だ。金曜日の雇用統計を控えて株式先物市場は小動きなのでおそらく今日は小動きで終わるだろう。
そうすると今年前半のインデックスはS&P500が14%上昇、ダウとナスダックは12%上昇で終了するだろう。
過去の統計データでは年の前半の株価上昇率が二桁だった場合通年で株価上昇率がマイナスになったことはないというから年末の株価は年初を上回ると予測するのは妥当だろう。
一方CNBCは調査会社CFRAの「今回の株価上昇トレンドが長過ぎて平均的な下落サイクルを超えているのでいずれ下落するだろう」という予想を紹介していた。
CFRAによると「5%以上S&P500が下落してから次の5%以上の下落までの平均日数は178日」(1945年以降のデータ)という。前回5%以上の下落があったのは昨年9月なので既に275日が経過している。つまり大きな株価下落が起きていないので市場に歪がたまり大きな下落が起きるという予想だ。
CFRAによると第二次大戦以降96回の5%以上の株価下落が起きていて、そのうち60回はPullback(5%~9.9%の株価下落)、23回がCorrection(10%~19.9%の株価下落)、13回がBear market(20%以上の株価下落)ということだ。
相場である限り必ず下落は起きるので今回も一度は5%を超える下落が起きると考えるのは当然だ。ただ過去を見ると700日以上大きな下落なしに相場が推移したこともあるので年内に大きな下落が起きるという保証はない。
ただ遠くない将来にPullback(一時的な株価の下落)が起きて買い遅れた投資家がそこで相場に入ってきて相場の裾野が広がる方が健全だと思う。
よって私は年末までに一度は株価の大幅下落が起きるだろうが年を通じては株価はプラスで終わるだろうという予想を立ててみた。いや予想というのはおこがましく希望的観測に過ぎないのだが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます