昨日(6月12日日曜日)霧ヶ峰・八島湿原の水を集めて流れる観音沢という小さな沢を山仲間二人と歩いた。
7時前に諏訪市と霧ヶ峰の中間にある「いずみ湖キャンプ場」を車で出発する。
いずみ湖キャンプ場ではアナグマらしき小動物と出会った。愛嬌があり慌てて逃げる様子はなかった。
7時20分頃八島湿原の駐車場に車を止めて、大平に向かう林道を歩いて降る。8時17分観音沢林道分岐に到着。ここから観音沢林道に沿って20分ほど歩くと観音沢にかかる橋についた。ここが入渓点である。8時42分沢に入った。
観音沢はすぐ脇には登山道があるが、余り歩く人はいないようで道は下草に覆われていた。
この小さな沢を沢登りに選んだ理由は、初めて沢登りをするKさんに安全で楽しい沢歩きを楽しんでもらうためだ。当初は美ヶ原の焼山沢を対象に考えていたが、今年の冬の雨氷で倒木で登山道が塞がれていると聞いたので、ここを選んだ。
沢登りといっても大きな滝や腰を没する渡渉がある訳ではない。苔むす谷をジャブジャブと歩くだけだ。でも緑が深く清々しい。滝や大きな淵を持つ沢は往々にして源流部には辛い藪漕ぎや危険な草付きが待っているが観音沢にはそんなものはない。水が少なくなり、登山道を歩きはじめると車の騒音が聞こえ始めた。ビーナスラインの観音橋はすぐそこだった。
橋をくぐり八島湿原の分岐点到着。10時18分だった。
八島湿原の上には夏雲が沸き爽やかな風が吹いていた。
10時53分駐車場に戻り本日の行動を終了。
少し物足りない感じはするが、人の多い霧ヶ峰の中で誰にも会わず静かな登山ができたので良しとしよう。
汗を流しに諏訪の日帰り温泉・片倉館に到着したのは11時45分頃だった。
ここは同行のYさんご推奨の宿だけあってレトロで豪華である。
この雰囲気を出すためアートフィルター(デイドリーム)を使って1枚写真を撮った。
テント泊・沢登り・温泉という短いけれど充実した山旅を無事終えることができた。良き仲間に乾杯!
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