この前八方尾根に行った時、往路は高速バスを使った。新宿から八方尾根の麓・白馬八方に行く時、高速バスは安くて便利な手段である。新宿京王デパート向かい側の高速バス乗り場を8時に出発するバスは、途中2回(各10分)の休憩を取って12時40分に白馬八方に到着する。所要時間は4時間40分で、片道料金は4,700円だ。
これをJRと比較してみよう。同じく8時に新宿を出る特急あずさ5号と大糸線の快速を使ってJR白馬駅の到着時間は12:25分、白馬駅から八方尾根まではバスかタクシーを利用することになるから、八方山麓への到着時間はほぼ同じだろう。JRの料金は8,100円である。高速バス代はJR料金の6割以下だ。
さらに高速バスには往復割引がある。往復料金は8,500円だから片道4,250円になり、JR料金の半分強になる。所要時間はほぼ同じで料金はほぼ半額。
読者の中には既に高速バスを利用されている方も多いと思うが、新幹線や中央線のような幹線がカバーしていないエリア(白馬は単線の大糸線の駅)では、高速バスの利用が有利なことが多そうだ。
ただし高速バスのリスクは台風等の自然災害。今回帰路は松本からJRを使ったが、もし高速バスを使っていたら、台風12号の影響で中央自動車道が寸断されていたので大変なことになっていただろう。
余りバスの宣伝をすると、乗客が増えて予約が大変になるので、リスク面も合わせてお知らせした次第です。
東京方面から白馬に行く場合、新幹線利用も可能です。移動時間が一番短かく、座席が広くてラクですので、私はいつも新幹線を利用しています。コスト面では一番高いですが、渋滞に巻き込まれることもほとんどありません。
■東京→長野:長野新幹線で1時間半ほど(約8,000円)
■長野駅東口→白馬八方:高速バスで1時間10分(1,500円)
長野駅からのバスが頻度が低いため、事前にバスの時間を確認し、逆算して新幹線に乗る必要があります。それ以外は至って快適です。
次回白馬に行く際はぜひ利用してみてください!