12月27日(日曜日)ハーヴェスト天城高原で朝日を浴びた富士山を見る。
6階のベランダに出て写真を撮ったが風が強くとても寒い。天気予報では昨日より寒さは緩むということだが朝はよく冷える。
午前8時20分のバス(これが始発)に乗って伊東駅に向かった。伊東駅からJRで熱海へ。熱海からバスで今日の目的地・箱根関所跡に向かった。熱海駅を10時20分に出たバスは少し遅れて11時20分頃終点箱根関所跡に到着。途中雪化粧をした富士山の姿を楽しむ。
冬富士は美しい。しかし登るとなると話は別だ。二日前の金曜日元レーサー・片山右京さんをリーダーとする3人組が富士山で遭難し、2人が死亡したという痛ましい事故があった。七合目でテントで泊まったところ強風でテントが飛ばされたことが原因だと聞く。
私も冬の富士山に二度登っているが、富士山の風の強さと氷の硬さは半端ではない。訓練目的かどうかはしらないが、冬の七合目にテントを張るというのは大変なことだ。風の強い冬山の稜線にテントを張ることは一般的に避けるが、テントを張らざるを得ない場合は雪や氷をレンガのように切り出して塀を作り風を避ける。さもないと風でテントが飛ばされるからだ。
美しい富士山だがその風の強さはヒマラヤの高峰並ということは覚悟しておく必要がある。
さて箱根関所跡(写真)を20分程度見学してから、箱根古道の散策を開始する。
歩き始めたのは正午頃。
元箱根からしばらくは登りが続く。箱根には何度も来ているが、この年まで古道を歩いたことがなかった。石畳の石の中には滑りやすいものがある。一般的には古道は今日のように降りる方が登るより楽だが、雨の後など滑りやすい時の降りは要注意だ。
途中に「甘酒茶屋」という甘味どころがある。冷えた体は一瞬甘酒を欲しがったが、下山後のビールの方が良いよ、となだめて先を急いだ。
午後2時須雲川のバス停到着。ここからは湯元までは徒歩1時間だが車道歩きになるので、バスに乗って湯元に向かった。バスは30分に1本通っている。
箱根古道は冬の山散策にはもってこいのコースであった。
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