例年ゴールデンウィーク前に尾瀬ヶ原の玄関・鳩待峠まで道路が開通し、車で入山できるようになります。鳩待峠から至仏山頂上までは3時間程度で登ることができますから、スキーヤーやボーダーが大勢至仏山に登っていきます。
頂上から東側に広がる大斜面(悪沢の上部)を滑るためです。
私も過去何度かこの斜面を滑りましたが、雪が少なくなると滑り降りた後、登山道との間の川(川上川)を渡るために苦労します。
今年は雪が少なく、斜面にブッシュがでている上渡河ができないので、至仏山当面の滑降は禁止です。
滑ることができるのは、稜線のみで楽しみが少ないので今年は春スキーを止め歩いて至仏山を登ることにしました。
4月29日(土曜日)高崎でレンタカーを借り、4人の山仲間と車で鳩待峠まで登りました。ラッキーなことに鳩待峠の駐車場には空きスペースがありました。
11時30分鳩待峠から至仏山に向けて登山開始。ペースが上がれば、至仏山を越えて山ノ鼻の尾瀬ロッジに入る予定ですが、時間切れになりそうな場合は鳩待峠に戻って尾瀬ロッジに向かうことにしました。
しばらく登ると林の切れ間から至仏山(右)と小至仏山(左)が見えてきました。
ルートはほぼ夏道沿いですが、途中ピークの下をトラバースするところがあります。残雪期特有のショートカットですね。
オヤマ沢田代手前までくると燧ケ岳やその左の会津駒ケ岳が見えてきました。
雄大な景色です。
時計を見ると午後2時です。これから至仏山を越えて尾瀬ロッジに入るとすると午後5時は大きく過ぎてしまいそうです。
小屋の夕食時間に遅れますので、ここから引き返しを決めて鳩待峠に戻りました。
鳩待峠から尾瀬ヶ原に向かう道は残雪と木道のミックスで、滑り易いところがあります。油断はできません。
午後4時45分。山ノ鼻の尾瀬ロッジ到着。雪道歩きは思いの他時間がかかりました。
翌30日は朝から雨。傘をさして鳩待峠への道を登りました。
戸倉で温泉に入った後車を大清水に回し、水芭蕉を鑑賞して帰途につきました。黄色い花はキンコウカです。
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