心配なのは大相撲の客の入り。
夜、仕事を終え、風呂から上がり、寝る前の一杯を楽しみながら大相撲のビデオを観るのですが、カメラが映し出す客席の寂しいこと。升席のあたりはまだいいのです(といっても前の方だけ)。椅子席が映ると、そこらはほとんどカラッポというような状態。暖房は効いているのでしょうが、館内に冷たい風が巻いているように見えます。
夜、仕事を終え、風呂から上がり、寝る前の一杯を楽しみながら大相撲のビデオを観るのですが、カメラが映し出す客席の寂しいこと。升席のあたりはまだいいのです(といっても前の方だけ)。椅子席が映ると、そこらはほとんどカラッポというような状態。暖房は効いているのでしょうが、館内に冷たい風が巻いているように見えます。
なんだか、だだっ広い座敷の片隅で、ひと握りの愛好家が肩を寄せ合ってトントン相撲に興じているよう――といったら言葉が悪すぎるでしょうか。
昨日の朝日新聞は入場者数が4000人を切ったと報じていましたが、通常1万人収容の福岡国際センターは、相撲の場合はもっとたくさんの席が作られているのではないでしょうか。半分弱とか3分の1とかの入りとはとても見えません。ガラガラ。
これはもちろん、お客さんが悪いのではなく、相撲そのものの魅力のせいでしょう。
朝青龍と琴欧州だけでは客は呼べません。長年観てきていると、ベテランたちが衰えてゆくさまも気になって観ずにはいられないのですが、本来は新しい力士たちが上を目指して争っているようでなくてはならないはず。今は十両も新しい勢力が台頭してくる場というより、幕内から転落した関取たちが必死で踏みとどまろうとしている土俵のように見えます。
改善策は強い若手を育てることしかありません。それも外国人にばかり頼ってはダメ。日本の若い人が相撲に目を向ける手立てを、相撲協会には探ってもらいたいものです。映画やテレビドラマやマンガだって役に立つと思いますよ。