雨こそ上がったものの、今日もまだ寒い。防寒対策をしっかりとして、散歩に出ました。
コースはカニ山からハケを上って深大寺へ。深大寺から、今度はハケを下って野川へ出るという、比較的短いもの。
後半、野川へ出る途中の住宅地に、以前、輸入台所用品の店があった場所があります。しばらく前に閉店して、今は空き地になっているのですが、そこに見事なチガヤの群落がありました。野草は思わぬところに、思わぬ形で生えたりするものですね。
すでに花が咲いているようで、穂は茶色く粉をまぶしたようになっています。
こうなる前の、白く柔らかい穂は「ツバナ」といって食用になるそうです。図鑑には「かむとかすかな甘味がある」とあります。日本古来のガムのようなものでしょうか。そういえば、小さい頃、噛んだことがあるような気もしますが、味の記憶はありません。もう少し早くこの空き地でツバナに出会っていれば確認できたのに……。