今日の東京の日没は午後4時43分。ちょうど散歩に出かける時刻でした。
喜国さんの印象的なタイトル(とカバー写真)の本は、東日本大震災被災地でのボランティア活動の私的レポートです。
歩いている途中、神代植物公園の裏のあたりで空を見上げると、天頂から西の空にかけて飛行機雲が長く長く伸びていました。
上空にも、もう日の光はなくて、飛行機雲は銀色に輝いてはいません。空気中に散乱する名残の光を浴びて、闇を濃くする空でほの白く伸びてゆきます。沈んだ太陽を追いかけるように。
「孤独」という言葉を思い浮かべました。
〈ナンクロメイト〉12月号発売中。担当している新刊紹介欄で次の3冊を取り上げています――
- 中島たい子 『LOVE & SYSTEMS』 (幻冬舎)
- 喜国雅彦 『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』 (双葉社)
- 盛口満 『シダの扉 めくるめく葉めくりの世界』 (八坂書房)
喜国さんの印象的なタイトル(とカバー写真)の本は、東日本大震災被災地でのボランティア活動の私的レポートです。