暖かい小春日和の一日。しかし、夕方からはちょっと冷たい風が吹いてきてみたい。すでに立冬も過ぎていますものね。
写真はツワブキの花。キク科の多年草です。
あるお宅の生垣の根元に咲いていました。
物陰のようなところが似合う花です。葉っぱは艶があり、花も明るい色なのに、どこか寂しいたたずまい。木枯らしの吹き始める季節に咲くせいでしょうか。
ツワブキという名の由来は、艶のある葉の蕗――艶葉蕗からきているとか。
葉を、普通のフキと比べれば、なるほどと思います。
漢字では「艶蕗」と書くこともあるようですが、一般には「石蕗」。海岸地帯の岩場に自生しているからでしょう。
日陰でもよく育ち、花の絶えた時期に咲いてくれるので園芸品種としても愛好されているようです。写真の花もそうやって育てられているようです。