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惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

50年前

2013-03-05 21:43:59 | SF
 ようやく春めいてきました。最高気温12.8℃(隣町アメダス)。
 明日はもっと暖かくなるとか。嬉しいな。

 12月下旬から庭の枝に牛脂やリンゴなどを吊り下げて開いてきた「小鳥の食堂」も、今日限りで閉店としました。

Kawasemi1303 1月なかば頃から、毎日、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリが押し寄せるといった感じで大盛況でした。冬の庭がにぎやかで、楽しく過ごせました。ありがとう、鳥たち。

 写真は野川のカワセミ。
 写真にちょっと細工をしてみました。ステレオグラムではありませんので。念のため。

 50年前の今日――1963年3月5日、私は何をしていのかな?

 小学校5年を終えようとしていた頃ですね。
 くりくり坊主の田舎の子は、たぶん『シートン動物記』に夢中になっていたはず。学校の図書館にあった全集を順番に借り出して読んでいたと思います。海の向こうのビートルズを知らず、エスエフという読み物も眼中にありませんでした。

 その日、西新宿の台湾料理屋「山珍居」に集まったのは次の11人――

石川喬司・川村哲郎・小松左京・斉藤伯好・齋藤守弘・半村良・福島正実・星新一・光瀬龍・森優・矢野徹
 「準備会」という名でしたが、実質は「日本SF作家クラブ」の旗あげでした。

 爾来半世紀。色々あったし、今も色々ありますが、会員数は250を超えました(物故会員含む)。
 これだけ多くの人がSFを自分の仕事として励むようになったことに深い感慨を覚えます。
 でも、たぶん、人数が増えたぶん、SFという概念も多様になったのでしょうね。そのあたりを探るのも楽しみです。