起き抜けから、チャドクガの幼虫退治におおわらわ。
玄関から庭にまわろうとして門を開けると、足元のタイルに何やら黒いゴマ粒のようなものが散らばっています。
「これは虫の糞」と判断し、横のサザンカを注意深く見てみると、若葉の裏にチャドクガの幼虫が! いっぱい群がって!
「すわ一大事!」
何はさておき、こいつは退治しなくてはなりません。毛に触れるとひどくかぶれるし、置けば置くほどどんどん成長して、その際、脱皮した殻についた毛も、やはり、かぶれの原因になります。それに何より、庭木の葉が丸坊主になってしまう。
ゴム引きの軍手をし、剪定鋏で枝ごと切り落として、地面に掘った穴に埋めます。
ひと群れ、処理が終わったので、念のためにまわりの枝を見てみると、まだ居る!
これを何度も繰り返し、結局、6~7ほどもコロニーを除去しました。
朝飯前だけでは終わらず、朝食後にも継続して虫退治。どうしてこれほど? と思うほど、たくさんいました。ちょっと油断していたかも。
〈小説推理〉7月号が発売になりました。担当しているSFレビューで次の4冊を取り上げています――
- 宮内悠介 『彼女がエスパーだったころ』 (講談社)
- 川上弘美 『大きな鳥にさらわれないように』 (講談社)
- 福田和代 『緑衣のメトセラ』 (集英社)
- アン・レッキー 『亡霊星域』 (赤尾秀子訳、創元SF文庫)
『彼女がエスパーだったころ』は「SF作品というよりは、作品の素材がSF」、『大きな鳥にさらわれないように』は「川上弘美版……『火星年代記』。舞台は、未来の地球ではありますが」、『緑衣のメトセラ』は「遺伝子改変が現実的になってきたという事情をうまく反映」、『亡霊星域』は「〈水戸黄門〉的娯楽作」などと評してみましたが、さて。