惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ダービー

2016-05-29 21:29:03 | 競馬

 第83回東京優駿。最強の3歳馬を決める戦いです。

 良いレースでした。実力の拮抗する名馬たちが集った。中でもディーマジェスティー、サトノダイヤモンド、マカヒキの3頭が特に有力。どれもディープインパクトの仔というのが凄い。そこへリオンディーズやスマートオーディンらが割って入ろうとする。
 私の本命はマカヒキ。皐月賞ではディーマジェスティーに僅差で敗れましたが、平均的な実力では劣らないとみました。馬券は3連単で、マカヒキ→ディーマジェスティー→サトノダイヤモンド。それと、リオンディーズがマカヒキの次に入るものとの2枚に投票しました。

 レースは最終コーナーを曲がり、最後の直線に入ってからの勝負。エアスピネルが良い位置からトップに立つものの、マカヒキ、そしてサトノダイヤモンド、さらに外側からディーマジェスティーが襲いかかり、最後はマカヒキとサトノダイヤモンドの一騎討ち。
 鐙の上で体を浮き沈みさせ、馬のリズムに合わせて前へ押し出そうとするマカヒキの川田将雅(ゆうが)騎手。じっと水平位置を保ち、素早く鞭を入れるサトノダイヤモンドのルメール騎手。ほとんど同時にゴールを駆け抜けました。
 その瞬間、川田騎手は鞭を持つ手を持ち上げて小さくガッツポーズ。そこへサトノダイヤモンドのルメール騎手が馬を寄せて握手していました。
 写真判定の結果は、ハナ差でマカヒキの優勝。判定が出ると、川田騎手はマカヒキの鞍上でかなり長い間、嗚咽していました。初めてのダービー制覇をじっくり噛みしめていたことでしょう。

 「マカヒキ」とは古代ハワイ最大のお祭りの名称だそうです。母がウィキウィキ(ハワイ語で「速い」)なので、ハワイにちなんだ名をつけたのでしょうか。馬主さん(金子真人/金子真人ホールディングス)のところには、キングカメハメハとかカネヒキリとか、ハワイ系の名の馬が多いですね。

 馬券はハズレ。もう1枚、2・3着を入れ替えたのを買っておけばという気がしないでもないのですが、でも、確信の未来に賭けたいという想いも強いのです。ま、そのうち当たるでしょう。