惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

見つけたぞ!

2016-07-05 20:48:05 | ことば

 今日は日中の気温 20~21℃。昨日より10℃以上低い。

 ちょっと気になることがあって手持ちの国語辞典(『集英社国語辞典』第1版)を調べていたら、「あれ?」と思う例文に出合いました。助詞の「の」の説明を見ていた時のこと――

赤く咲く〇はけしの花

 これ、歌謡曲の歌詞じゃない? 藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」みたい。

 そのまま読んでいると、また――

愛があるから大丈夫な〇

 今度は小柳ルミ子さんだ。「瀬戸の花嫁」だよね。
 まだある――

一人泣く〇よ、むせぶ〇よ

 井上ひろしさんの「雨に咲く花」。

 この「の」の項目だけでも「夢を見た〇がなぜ悪い」(「女心の唄)、「船の船頭で暮らす〇よ」(「船頭小唄」)、「水に流してくれろとは夢と思え〇なぞかしら」(「儚き日」)。
 最後は野口雨情作詞の新民謡です。どれも出典は示されていません。知らん顔で引用してる。

 永年、この辞書を使ってますが、まさか、こんな用例を使っているとは。5人並んでいる編者のうちの誰かの趣味なんでしょうか。笑ってしまいました。
 時間がある時に、また別の用例を眺めてみよう。