今日は日中の気温 20~21℃。昨日より10℃以上低い。
ちょっと気になることがあって手持ちの国語辞典(『集英社国語辞典』第1版)を調べていたら、「あれ?」と思う例文に出合いました。助詞の「の」の説明を見ていた時のこと――
- 赤く咲く〇はけしの花
これ、歌謡曲の歌詞じゃない? 藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」みたい。
そのまま読んでいると、また――
- 愛があるから大丈夫な〇
今度は小柳ルミ子さんだ。「瀬戸の花嫁」だよね。
まだある――
- 一人泣く〇よ、むせぶ〇よ
井上ひろしさんの「雨に咲く花」。
この「の」の項目だけでも「夢を見た〇がなぜ悪い」(「女心の唄)、「船の船頭で暮らす〇よ」(「船頭小唄」)、「水に流してくれろとは夢と思え〇なぞかしら」(「儚き日」)。
最後は野口雨情作詞の新民謡です。どれも出典は示されていません。知らん顔で引用してる。
永年、この辞書を使ってますが、まさか、こんな用例を使っているとは。5人並んでいる編者のうちの誰かの趣味なんでしょうか。笑ってしまいました。
時間がある時に、また別の用例を眺めてみよう。