今日はお昼前から日本橋へ出かけました。三越デパートで開かれている「第64回日本伝統工芸展」を見るため。
でも、その前に腹ごしらえ。
近くの「天ぷらめし金子半之助」で、天麩羅定食(この店では「天ぷらめし」といいます)。
店の外の路上で列に並ぶことは覚悟の上。店に入りカウンター席に座れるまで45分だったのは、割と運のいい方だったかもしれません。
連れ合いはふつうの天ぷらめし(980円)。私は穴子の天ぷらめし(1380円)を張りこみました。
いやあ、美味しい。金子半之助は天丼が主力のようですが、天ぷらとご飯、味噌汁、それに各自が好きなだけとれるたくあん・ゴボウ・烏賊の塩辛(?)のこのセットだと、ご飯と天ぷらを別々に楽しんだり、卵の天ぷらをご飯にのせて卵かけご飯にしたり、最後には掻き揚げと天つゆをご飯に混ぜ込んで天丼ふうにしたりと、色々に楽しめます。
素材は良いし、揚げ方もサクサクと心地よく、お漬物も最高。大満足いたしました。
そして、いよいよデパートの7階に上り、伝統工芸展。焼き物、木工、竹細工、ガラス工芸、漆、織物、染め物、人形……さまざまな工芸品が、見て歩くのも疲れるほどにたくさん並んでいます。
近くに寄ってじっくり見たり、遠くに目をやって逸品が並ぶ風景を眺めたり。素晴らしい目の保養をさせてもらいました。
この催しに足を運ぶようになって3年目でしょうか。知らずに過ごした、それまでの歳月が悔しい。
こうした工芸の伝統と革新の歴史がいつまでも続くことを祈ります。