市民農園でベテランのかたにナスの相談をしてみました。葉っぱは虫食いで穴だらけだし、あまり花はつかないし、この先、元気になってもらうにはどうすればよいのでしょう?
そのかたは、即座に「ダニがつくとダメだよ」と言い、「見てみましょう」と、私の畑まで来てくれました。
ナスの、葉というより、茎を見て即座に、「やっぱりダニだ」。
左(手前)の茎は脱色して白くなっています。本来は、右(奥)の茎のように濃い紫色をしているべきなのです。栄養のあるアントシアニンをダニが吸ってしまうのでしょうか。
対策を講じなければなりませんが、なぜか、新しく伸びている茎は紫色をしているので、ダニに何かがあったのかもしれません。
少し様子を見てみます。
〈小説推理〉10月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の3作を取り上げています――
- 柞刈湯葉 『未来職安』 (双葉社)
- 高山羽根子 『オブジェクタム』 (朝日新聞出版)
- デイヴィッド・ウォルトン 『天才感染症〈上・下〉』 (押野慎吾訳、竹書房文庫)
『天才感染症』の原題は“The Genius Plague”。直訳といっていいタイトルですね。アマゾン流域のある種の菌に感染すると、脳の働きがすごいことになる。そんな話です。