夕方、七厘で小さな焚き火。
小雨が降っている日暮れ時は、溜まった枯草や枯れ枝を燃やして処分する好機です。燃えたあとの灰は、草木灰として肥料にしたいので、ぼんぼん炎が出て高温になるような燃やし方はダメ。ぐずぐすとくすぶるような燃やし方をします。
そのためには、ずっとそばについている必要があります。うちわで煙を飛ばしたり、消えないように空気を送ったり。結構、微妙な加減が必要なのです。
服装も、作業衣に着替えておかないと具合が悪い。煙のそばに居続けるので、服にその臭いが沁みつくのです。
そんなふうにして小一時間、草木灰作りをしましたが、片付けて2時間以上経つ今も、指先がなんとなく煙臭くって……。