惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

メジロの災難

2008-12-21 20:20:50 | 動物
 冬至。昼頃から強い南の風が吹き荒れました。

 一昨日、昨日と外出が続き、いかにも師走らしい慌しさ。しかし、原稿の締め切りも繰り上がっているので、今日は一日、書斎にこもって座業に徹さなくてはなりません。

 キーボードの前で呻吟していた午後4時過ぎ「ダン!」という音がして南に面した窓に何かがぶつかりました。外を見てみると、ベランダにメジロが落ちています。
 強い風にあおられたのか、それとも空が映っていて勘違いしたのか、ガラス窓に激突したようです。

 慌てて拾い上げると、トクントクンとしっかりと打ち続ける心臓の動きが手のひらに伝わってきます。目は開いたままで、動きません。気絶しているのでしょうか。

Mejiro0812  とりあえず、メジロの体を冷やさないよう、両方の手のひらで包んで様子を見ることにしました。
 チッチッと唇を鳴らして「頑張れよ」と励ましたりしているうちに、瞳が動くようになりました。10分もすると身じろぎを始め、もう大丈夫なようです。

 記念に写真を撮らせてもらい、手のひろを広げると、横ざまに飛び立ってゆきました。元気に飛んでゆくのを見送って、ひと安心。元気に暮らせよ。

 しかし、今、考えてみると、メジロを抱いて気遣っていたあの10分余りは至福の時だったんですね。命の切なさ、健気な力強さを感じました。


ロウバイ

2008-12-18 20:32:32 | 季節
 咲いていました。早い!

Robai0812  野川公園南園の東八道路に近い一帯には、数年前、ソシンロウバイが何本も植えられました。成木なのですぐに花をつけるようになったのですが、今日、歩いていると何本かが花をつけているのでびっくり。もちろん、特有の清冽な匂いも漂わせていて、最初はそれで気づいたのでした。

 まだ、冬至が来ていないんですよぉ。早過ぎやしませんかねえ。

 まあ「蝋梅」と「梅」の字がつく植物ではありますが、バラ科のウメとはまったくの別ものでロウバイ科。とはいえ、やはり春の訪れを予感させる花であり、香りであって欲しい。
 せめて年が明けてから、できれば寒の頃以降に咲いもらいたかった――などというのは勝手な願いでしょうか。

 それにしても、季節が乱れているような……。冬を飛び越えて、秋と春が同居している感じです。


○を投げる

2008-12-16 21:16:52 | うんちく・小ネタ
 我がスニーカーの靴底はしっかりとくっついて剥がれなくなりました。
 ボンドで貼った上からクランプで押しつけたのが良かったのかもしれません。ものをくっつける時、クランプは本当に役立ちます。

 で、私の靴底が剥がれている頃、イラクでは靴を投げた記者がいて、狼藉者だとか、英雄だとかいわれているらしい。

 「靴を投げる」のがアラブ世界では甚だしい侮辱になることを覚えました。
 これまで気に入らない奴に対しては、トマトを投げたり、生卵を投げたり、要するに当たるとグシャッと潰れてベチョベチョしたものが飛び散るようなものを投げるのが主流でしたが、靴とは意外でしたね。やられてみると、なかなか良い方法に思えてくる。柔らかいし、適度な重さがあって遠くまで飛ばせるし。これから流行るかもしれません。

 そうなると、要人警護の人は汚い靴を履いた人物を排除するようになるでしょうね。私なんか真っ先に遠ざけられるかも。
 きちんとした靴を履くことは、身だしなみの基本といわれていますから、気をつけなくては。

 ところで、「投げる」といえばどんなものがあるでしょうか。ちょっと考えてみます――

  • 匙を投げる……お医者さんが見放す
  • 手袋を投げる……決闘だ!
  • 帽子を投げる……卒業式の後
  • 歯を投げる……乳歯が抜けた時
  • 身を投げる……高いところからだったり、水の中へだったり
  • バトンを投げる……朝原選手のところへ戻ってきたらしい
  • テープを投げる……劇場の観客席から、あるいは波止場で
  • 石を投げる……腹の立つ相手に
  • パンの耳を投げる……カルガモおじさん
  • 星を投げる……スティーヴン・バクスターのSF
  • 茶碗を投げる……夫婦喧嘩
 面白いのを思いつきません(筆を投げる)。

靴底が剥がれた

2008-12-15 21:27:32 | ポッカール
 夕方、生田緑地でポッカールの練習をし、帰ろうと思ってバイクの方に歩いていると何だか靴が変。ベロベロ、バコバコとした感じなのです。
 スニーカーの底を見てみると、かかとの部分が剥がれかかっていました。
 かかとの後ろ側(ちびやすいところ)ではなくて、土踏まずに近い方からゴムが2センチぐらいペロンと剥けている。右も左も似たような状態。

 ポッカールに乗って靴底を地面で擦るせいなんでしょうね。最近では、強く押し付けることはなく、バランスが危うい時やカーブを曲がる時にチョンチョンと触れる程度。それでも想定外の力が加わって靴底がめくれてしまったものと思われます。

 まあ、どうせ履き古したボロ靴なので惜しいわけではないのですが、ものは試しとボンドで貼り直してみました。
 さて、うまくくっつくか。


最中の皮

2008-12-13 20:42:14 | 食・レシピ
 どーでもいいネタです(いつもそうですけど)。

 和菓子の最中(もなか)は、きらいではないけど、いや、むしろあんこの部分は好きなんだけど、でも、皮が口蓋や歯茎にくっつくのがちょっと苦手。皮のない最中があればいいのに、と思うことがあります。で、ついでにあんこはもう少し甘さを控え目だとなお良い、などと勝手なことを。

 でも、調べてみると最中の皮は「皮種」といって、もともとは独立したお菓子だったらしいですね。ウェハースのような感じ?
 作る方ではこだわりをもっていて、結構、大変らしい(→丸井商店の皮種の作り方)。

 で、実は由緒ある皮種だと知ると、今度は最中を見直してみたくなります。あんこは無しにして、皮だけの最中にしてはどうか。
 外側の皮を剥くと、中にひとまわり小さい皮が入っている。その中にも、さらに小さい皮が……。

 こうして作られた最中は、ロシア人形のマトリョーシカのようなので「モナリョーシカ」と名付けます。
 このアイデア、どなたでもご自由にお使いください。