惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

まだ風邪

2012-05-13 20:15:14 | 日記・エッセイ・コラム
 日常復帰、今日はまだちょっと無理でした。

 布団から出たり入ったりしながら、読書三昧。もっと面白い新作があれば良かったのですが……。

 傍らで、録音したMDの音楽を聴いたり。
 マリアンヌ・フェイスフルの迫力はただごとではないですね。日本だと夏木マリさんが思い浮かびますが、比べると夏木さんの方がうんと可愛く思えます。先方の、若い頃の放蕩と不摂生の賜物でしょうか。

 そんな一日を過ごすうち、夕方には布団の慰めがなんだか面倒な感じになってきた。体力が回復する兆しだと思います。

 明日こそは。


風邪

2012-05-12 20:18:39 | 日記・エッセイ・コラム
 こんな季節に風邪とは、なんと中途半端な。冬の風邪とも違うし、夏風邪とも違う。寒いような、寒くないような。熱いような、熱くないような。

 特に熱は出ないみたいで、食欲はあり、本もまずまず読めるのでそんなに困りはしませんが、気勢が上がらないのが風邪の常。家族にも迷惑をかけてしまい、まことに申し訳ない。
 症状は、ふつふつと泡が浮きあがる沼地が鼻の奥に広がっている感じ。頭蓋骨の内側がとてもジューシーです。それが鬱陶しい。

 昨日、今日と家の中で寝たり起きたり。久しぶりの病人暮らしをしてしまいました。

 明日からはいつもの日常に復帰するつもり。


笹蜘蛛

2012-05-09 20:54:19 | 動物
 庭には、実から育てたキンカン、ブンタン、ユズ、スダチなど、柑橘類の鉢植えがいくつもあります。まだ花は咲かず、もっぱらアゲハチョウの食べものとなっています。

Sasagumo1205 そのうちのひとつの葉っぱにササグモのメスがいました。
 いつもは、近寄るとすばやく逃げるのですが、今日はじっとして動きません。カメラを近づけて撮影してみました。

 このクモ、胸の下に何か抱え込んでいますよねぇ。緑色のアブラムシでしょうか。
 それで逃げなかったのだな。
 いよいよ危ないという時まで、食事に集中するという方針なのでしょう。

 アブラムシやダニなど、害虫が発生する時期となりました。
 よーっく目をこらしていなくっちゃ。クモやテントウムシだけでは駆除が間に合わなくなりますからね。


赤花夕化粧

2012-05-08 21:00:03 | 草花
Akabana1205 アカバナユウゲショウが道端や河原で薄紅色の花をつけています。アカバナ科の多年草。

 見てわかるとおり、メシベが大きくて、先が4つにわかれています。そのうちの1つが黄色く染まっているのは、花粉がついているのでしょうか。ユウゲショウのではなく、何か別の花の花粉のように思えます。

 マツヨイグサなどに近い植物で、花は夕方になって開くから「夕化粧」ということなのですが、昼間でもよく咲いていますよね。花の大きさは1センチぐらい。


金蘭

2012-05-07 20:49:42 | 草花
 2日前に見つけたキンランを、今日の夕方、撮ってみました。
Kinran1205 花は開ききることがないので、こんなものでしょう。ラン科の多年草。

 薄暗い林の中で40~50センチの高さにすっくと伸び、明るく咲いているのでかなり目立ちます。誰かに採られなければいいのですが。
 ランの類は栽培が難しいので、掘りとって移殖しても枯らしてしまうことが多いのです。

 ちょうど〈日経サイエンス〉の今月(6月)号に「好みのうるさい蘭と菌」というタイトルの記事が出ています。

 以前、ネジバナ(これもラン科ですね)のことを書いた時にも触れましたが、ランの成長には特有の菌根菌との共生が必要で、この菌から養分をもらえないと発芽、成長できないのです。
 記事の内容は「菌根菌が成長する場所と、どんな条件だとランの発芽を促すのかについて、新たな手がかりが得られた」というもの。

 それによると、古い森には菌根菌が若い森の5~12倍存在し、種類も多様だとか。
 ランが育つ条件は種によってさまざまで、あるランは古い森だけで発芽し、若い森に菌をまいても発芽しない。また、あるランは腐敗中の木の上でのみ、菌によって発芽を促進させられるとか。

 今日の林はそんなに古くありませんが、樫の木が生い茂り、地面には枯れ葉が厚くつもっていました。20本ほどもキンランが生えていたから、条件的には恵まれているのでしょうね。