まだ本調子をとりもどせず。しつこい風邪です。
朝、玄関脇のピラカンサの枝をじっと見るのが日課になっています。スズメガの幼虫らしき大きなアオムシやシャクトリムシ(シャクガの幼虫ですね)がいるのです。
どちらも葉っぱを齧っていますが、近日中に整枝剪定する予定なので、「今のうちに食べておきなさい」と太っ腹な態度です。
今朝も枝を覗いていると、白い輪っかが枝についています。ちょうど指輪ぐらいの大きさ。
白い綿毛を編んだ感じですが、一部、茶色いところもあって、そのあたりにアリがたかっています。
初めてみる物体ですが、おそらくカイガラムシ、と見当をつけてネットで検索しました。どうやら「ヒモワタカイガラムシ」の雌のようです。
これで昆虫。半翅目カイガラムシ上科に属するそうです。
茶色い部分がメスの体の前半分で白いところは卵胞だそうです(これが体の後半分)。蝋状の物質の内部には3000個もの黄色い卵がつまっているとか。
手元の本にはカイガラムシのメスについて、「成虫ははねの痕跡もなく、頭胸部が合一し、腹部との境も不明瞭である」とあります。ただの茶色い塊で、とても昆虫には見えませんね。アリは何を求めているのだろう?
幼虫が孵るとやっかいなので、近いうちに切り取って地面に埋めることにします。