惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ソバージュ栽培

2022-08-26 20:31:38 | 市民農園

 8月も下旬になり、畑では夏野菜がそろそろ撤収され始めました。
 キュウリはどこもすでにおしまい。ナスはまだ秋ナスの楽しみがありますが、トマトは片付けられているところが多い。

 そこで、私の畑のトマトはというと――

 わかりにくいかもしれませんが、支柱に結わえた茎の下の方は葉が落ち、支柱のてっぺんを超えたところでわんさと葉が茂っています。花が咲き、実もついているのでまだまだ撤収とはいきません。
 他の畑の人が、「すごいねえ」とあきれています。

 この写真を今朝、ツイッターで披露し、手がつけられないと言ったら、フォロワーの方から「ソバージュ栽培というのが流行っているので、それを参考に管理してみては」とのアドバイスをいただきました。
 ソバージュ栽培?

 このサイトによれば「ミニトマトの露地栽培で、野性的(ソバージュ)に育てる栽培方法のこと」だそうです。
 ちなみに「ソバージュ栽培」という言葉はこのサイトを運営するパイオニアエコサイエンス社の登録商標となっています。

 手入れを最小限にしてトマトを最大限に茂らせる栽培法といっていいようですね。
 たまたま私のところのトマトは道法スタイルで、脇芽を摘まず、どんどん支柱に縛って育ててきたので「野性的」といっていい感じにはなっています。
 ただ、ソバージュ栽培は支柱を2列並べ、間をトンネルにするのに対し、こちらは1本きり。高く伸ばすだけで、横へ広げることができません。

 髪型のソバージュにはこちらの方が似ているんだけどなあ。
 工夫してなんとか制御したいものです。


一文字挵

2022-08-25 20:40:22 | 

 昨夜はZOOM一の日会。爺さんSFファン5人で歓談しました。
 話題は、台湾語日常会話、東大エスペラント研究会の消息、ザメンホフはワルシャワ在住のユダヤ人だったこと、バージニア・ウルフのルイス・キャロル論、テレビの大きさ、パソコンパーツの再利用、刑務所の窓のクモの巣、アシダカグモなど。

 畑の落花生の葉にイチモンジセセリがとまっていました。

 頭も目も大きくて可愛い。じっとしていてくれるので写真に撮りやすい。
 名前の由来となった1列に並んだ斑点もはっきり見えます。

 小さい頃からよくこのチョウでは遊んだものです。
 たぶん、古代から日本人はこのチョウに親しんできたのではないかと思うのですが、証拠はありません。
 そもそも古代はチョウが和歌に歌われることさえなかった。チョウを不気味な生きものと感じていたという説もあります。
 トンボは「秋津洲」の言葉からもわかるように、稲の豊作と結びついていたようなのに、なぜ?


小玉西瓜

2022-08-23 20:58:16 | 市民農園

 今日は小玉スイカを収穫しました。

 2本、育てたうちの1本はすでに枯れてしまい、残る1本がまだがんばっています。
 このスイカを採った後にも、まだ3~4個、小さな玉が控えているから頼もしい。うまくゆけば9月下旬までスイカが楽しめます。

 前にも書いたとおり、この乙女すいかは我が家の「固定種」といっていいほどの古株。たぶん10年くらい前に苗を買い、その後は毎年、採った種を蒔いては育てています。
 だから乙女すいかといっても、もともとの品種とは違ってきているかも。見たとおり、黒い縞はほとんどなくなっています。
 中身は あっさり甘く、青い皮のぎりぎりまでおいしく食べられます。

 今回、このスイカは理由があってお隣へ「おすそ分け」となりました。
 次に熟れるのが楽しみ。


空き地

2022-08-22 20:12:40 | まち歩き

 我が家から駅方向に歩いて10分ぐらい。住宅と商店が混ざって建っているあたりは、結構、建て替えが頻繁です。
 古い建物が取り壊され、新しい物件が建築されるまで、そんなに時間を置くことはないのですが、それでも空き地になっている間に雑草がはびこります。

 「あそこの雑草がすごいことになっている」と家の人が言うので見に行ってみると、確かにすごかった。

 20坪あまりの土地でしょうか。たぶん、この春からの半年ぐらいでこんなになってしまった。

 どんな草が生えているか、わかる範囲で調べてみると。
 背の高いのはタケニグサやヨウシュヤマゴボウ。こんもり灌木のようになっています。
 中程度の高さはイヌタデ、エノコログサ、メヒシバ、カヤツリグサなど。シソや青い花のサルビアもあります。
 小さいのはよく見えませんでしたが、スミレやカタバミ、ドクダミなんかがあるのでしょうね。

 もとから生えていた(サルビアなど?)を除けば、ほとんどが他所から運ばれてきた種が芽吹いて育ったことになります。鳥が運ぶ。風が飛ばす。散歩の犬の毛についていたのもありそうです。

 こうして見ると、植物の繁殖力はすさまじいものがありますね。


中黒朽葉

2022-08-21 21:04:19 | 

 昨日、「名前が知りたい!」と書いたガ。
 高千穂遙さんがご親切にも調べて教えてくださいました。コメント欄によれば「Googleレンズで、一発ででました」とのこと。
 そんな検索方法があるんですね。どんどん進歩している。
 高千穂さん、ありがとうございました。

 このナカグロクチバ、ヤガ科シタバガ亜科クチバ類のガということですが、「朽葉(クチバ)」とは、枯れた葉っぱのことですよね。枯葉に似たガ、という意味みたい。
 しかし、ナカグロクチバは派手です。とても枯葉には見えません。

 もともとは南日本に生息していたもので、近年、温暖化にともなって生息域を北に広げているそうです。

 その証拠らしいものを見ました。

 こちらは「勿来の関周辺の蛾」というサイト。福島県いわき市ですね。
 ここに載っているクチバ類にナカグロクチバはいません。
 一方、こちらは「南四国の蛾」のクチバ類のページ。わりとすぐにナカグロクチバが出てきます。

 南日本にいて、北日本にはいないということの証しでしょうね。
 温暖化で動植物の生き方がどんどん変わってきていることを感じます。