金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

多摩湖から穂高が見える

2011年07月24日 | うんちく・小ネタ

24日日曜日晴、気温は高くなくカラッとしている。夏としては滅多にない好条件なので多摩湖までサイクリングに行った。小1時間で多摩湖に着くと、西の空に山並みが広がっていた。

写真の右手は東京の最高峰雲取山だ。視界は広いがいくら背伸びをしても、穂高連峰を見ることは物理的には不可能だ。

だが心の中で穂高を見ることはできる。再来週僕らの会社の山仲間は北穂高から奥穂高への縦走に向かう。今日はそのプライベートなトレーニングなのだ。穂高を目指して40km程自転車を走らせてみた。アップダウンの多い坂を走りながら「ここを全力疾走しないと穂高は遠いよ」と自分に言い聞かせながら、多摩湖を取り巻く緑のトンネルの中を走った。

ただ歩いている人、犬を連れた人、一生懸命ランニングする人、自転車でゆっくり走る人、ロードレーサーを真剣に漕ぐ人。多摩湖自転車道には色々な人がいる。

人は皆自分の「穂高」を抱きながら走り続けるのだろうか?それは分からない。

分かっていることはただ一つ、私にとって多摩湖の向こうに穂高が見えたということだ。何歳になっても走り続ける限り、届かないゴールはない。

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安曇野・松本駆け足旅行

2011年07月24日 | 旅行記

7月22日ワイフと安曇野・松本を駆け足で旅行した。NHKの朝ドラ「おひさま」の話題からワイフが「松本城にいったことがない」と言い出したので、松本に行くことにした。松本日帰りでは忙(せわ)しないので、美ヶ原に一泊することにして、22日(金曜日)は安曇野と松本を見物してから美ヶ原に登ることにした。

金曜日の朝の中央自動車道は空いていたが、大月・勝沼の間で事故渋滞が発生。大月で一旦高速道路を降りて甲州街道を走り、勝沼で又高速に戻った。その他しばしば「草刈による一車線通行」などで予想外に時間がかかった。

豊科ICで高速を降りてまず「碌山美術館」http://www.rokuzan.jp/に向かった。碌山はここ安曇野生まれの彫刻家・萩原守衛の号。JR穂高駅より少し北にある碌山美術館には碌山の絶作・女をはじめ多くの作品が展示されている。

写真は入り口の「労働者」の像

Labor

入り口左手の教会風の展示館「碌山館」

Rokuzan

碌山美術館を出ると昼時である。予定通り「大王わさび農場」に行きそばを食べることにした。美術館からわさび農場は車で10分程度だ。途中穂高神社の横を通ったが時間の都合から今度にさせて頂くことにした。

ワイフはさておき私は2週間後に奥穂高岳に登る予定で、そこにある穂高神社の嶺宮(頂上のお宮)をお詣りさせて頂くことにした。

大王わさび農場は「おひさま」効果もあり平日ながらかなりの人手だ。そばを食べた後、清流のほとりを少し散策した。

Wasabien

わさび田の奥にお社があった。

Daiou

このお社は「魏石鬼(ギセキ)八面大王」を祀っている。大王わさびの「大王」の地名はこのお社に由来する。社の横の石碑によると八面大王とは1200年前(延暦年間)に活躍した原住民族の王。王は坂上田村麻呂との戦いに破れここに葬られた。

というようなイワレがあるのだが、観光バスで押し寄せたオバサン連中はそんなことには毛筋ほどの関心も示さず、おみやげ買いに熱中していた。だから「大王わさび農園」は繁盛するのである。

わさび農園を出て車を松本城に向けた。後知恵だが松本城の近辺で駐車するなら、松本城の北側で松本神社の西側にある市営駐車場が良い。なぜならここに駐車すると松本城ともう一つの観光名所・旧開智学校(重要文化財)を簡単に回ることができるからだ(私達は城の南側に駐車したので炎天下をかなり歩いた)

写真は松本城の門。柱の上の金具がきれいだ。

Matumotojyou

これは南側から見た天守閣と小天守。

Shiro1

私は西側から見た松本城が一番美しいと思う。

Shiro3

天守閣に登ると西側から涼して強い風が吹いていた。北アルプスや乗鞍岳方面から吹く風だから涼しいのだ。

写真は東側の窓からみたところ。こちら側は風が吹かず古い建物の中でも少し蒸し暑かった。

Shiro2

旧開智学校はハイカラな建物だ。

Kaichi

校舎の入り口に龍の飾りが付いていた。

Kazari

松本城と旧開智学校を見た後、冷たいものを飲んで一息入れて、美ヶ原に車を向けた。

浅間温泉を抜けて武石峠から自然保護センターの駐車場に向かうルートは途中の美鈴湖まで結構道が狭かった。山の上のホテルに入ることを考えると3時半には松本を出たい。

駆け足旅行だったが、朝東京を出て美ヶ原へ登る前に安曇野・松本を回るとするとこのような旅程になるのだろう。

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