金融そして時々山

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美人外相で印パ和平は進むか?

2011年07月28日 | 国際・政治

殺伐とした出来事が多い世の中で、ちょっと明るい話題が、パキスタンの若い女性外相ハナ・ラバニ・カル氏のインド訪問だった。

外交専門誌フォーリン・ポリシーはPakistan's glamorous new foreign minister wows India「パキスタンのグラマラスな新しい外相はインド人をうならせた」というタイトルで、カル首相とインドのクリシュナ外相との会談について高い評価を与えていた。

カル外相については「若くて、スタイリッシュで、シャープ(明敏・ファッショナブル)で、かわいい」という女性に対する最大級の賛辞。この記事(ブログ)にはカル外相の写真も載っている。http://blog.foreignpolicy.com/posts/2011/07/27/pakistan_s_glamorous_new_foreign_minister_wows_india

記事はIndian are falling for herと続けている。Fall for は「惚れこむ」という意味で使われたのだろうが、「策略のはまる」という意味もある。美貌でたらしこむという訳ではないだろうが、印パの外相会談は3年前のボンベイテロ以降では一番の進展を見せた。またカル外相がインドでカシミール分離主義者に会ったことを批判するインド紙もあるが批判の矛先もにぶりがちのようだ。

33歳のカル首相。政治家を父に持ち、ビジネスマンの夫の間には二男一女を持つ。ラホール大学で経営学を学び、その後マサチューセッツ大学で外交問題の修士号を取得。またイスラマバードで最近オープンしたポロ・ラウンジという高級レストランの共同経営者でもある。

「天に二物を与えず」という諺があるが、天は彼女に二物どころか三つも四つも与えたようだ。その天の恵みを印パ和平に使われることを望む。

コメント
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