岩殿山、中央線大月駅の北側に見える岩山だ。
中央線で大月以遠に出かける時この岩山は気になっていた。何時かは登ってみたい山として頭の隅にこびりついていた。年末年始と飲み食いが続き運動不足なので軽いハイキングで岩殿山を登ろうと会社のメンバーに声をかけたところ、7日土曜日に3名のデープなオジサンと見目麗しい女性1名が集まった。
4人はホリデー快速河口湖に乗り、午前9時半過ぎに大月駅到着。身繕いを整えて中央線沿いの道を東京方面に少し戻り、踏切を渡った。
振り返るとすぐ後ろに富士山が見えた。雪が少ないというのが第一印象だ。
10時40分頃山頂到着。高圧線鉄塔が建つ山頂はスカイツリーと同じ高さの標高634mだ。足元を見下ろすと大月の街並みや中央自動車道が豆粒のように見える。
山頂から5分ほど往路を戻り、兜岩・稚児落しの分岐を右折して(頂上からから見て)岩場への道を進んだ。
最初に出てくるのは鎧岩。
これはスケールが小さく大したことはない。
次にでてくるのが兜岩。こちらはトラバース道とその端から直上する鎖場から構成されそこそこの規模だ。
なお鎧岩や兜岩には岩場を避けて林の中を通る巻き道が表示されていた。
兜岩と稚児落しの間にある天神山で昼食。高圧線の鉄塔から少し下ったところに小さな祠があり、菅原道真公の像が祀られていた。天神山から10分ほど歩くと稚児落しと呼ばれる岩壁が出てくる。
これは中々の圧巻だ。
午後1時13分登山道終点。ここから大月駅まで30分程車道を歩いた。駅前の居酒屋で小1時間ビール、熱燗、サワーなどを飲んだ。汗はほとんどかかなかったが、空気が乾いていたので喉は渇いていてビールが美味かった。
大月駅前の居酒屋さんは3時から予約の大人数のお客さんがあるということで店を開けていたが、日頃は閉じているようだ。早い時間に下山した時の飲み会は要チェックかもしれない。
こうして会社の山の会も無事にそして軟弱なスタートを切った。